スコッチウイスキー

お酒・飲料大辞典

スコッチウイスキー

【定　義】 イギリス北部のスコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーの総称。定義としては、「穀類を原料として、酵母により発酵させ、アルコール分95度未満（94.8度以下）で蒸溜し、木樽で最低3年以上熟成させたもの。（スコッチウイスキー法）」となっています。 麦芽を乾燥させる際にピートを使用するため、ピートに由来する独特のスモーキーフレーバーがついているのが特徴。 スコットランドのモルトウイスキーは、ワインやその他の酒類と同様、ハイランド、ローランド、アイラ（アイレイ）、キャンベルタウンの4つの地域別にタイプ分けされてきました。 【スコッチモルトウイスキーの４つの地域】 スコットランドのモルトウイスキーは、ワインやその他の酒類と同様、地域別にタイプ分けされてきました。 ハイランド ・スコットランド北部。スコットランドの蒸溜所の8割はこの地方にあります。 ・ハイランドの中で特にスペイサイド（スペイ川流域のもの）を独立させて分類することもあります。スペイサイドは18〜19世紀初めまで密造蒸溜所が集まっていた地域で、名高い蒸溜所が多い。 深みのある円やかさ。ピート香は比較的おだやかです。 マッカラン、ミルトンダフ、トーモア、グレンドロナック、スキャパ ローランド スコットランド南部。 一般に軽くてソフトな味わい。 オーヘントッシャン アイラ（アイレイ） アイラ島は大西洋に浮かぶ小さな島。 ハイランドモルトよりはるかに強いピート香、ヘビータイプ。重厚な個性。 ラフロイグ、ボウモア キャンベルタウン キンタイア半島の南端。 ローランドとアイラの中間の個性を持っています。