シリコーンゴム
主鎖がシロキサン結合(-Si-O-Si-O-)で構成された合成ゴムの一種。熱安定性がよく、空気中で長時間、100℃以上に加熱しても弾性が変わらない。耐寒性、耐油性、耐オゾン性にも優れている。また、電気的性質も良好で、温度による性能の変化も少ない。自動車用としての利用はパッキン、ガスケット、オイルシール、イグニッションコードなどがある。
シリコーンゴム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 23:47 UTC 版)
シリコーンゴム(英: silicone rubber シリコーン・ラバー)とは、シリコーン樹脂(シリコーンを主成分とする合成樹脂)のうち、ゴム状(ラバー状)のもの。「シリコンゴム」「シリコンラバー」「ケイ素ゴム」とも言われる。
耐熱・耐水・耐薬品性に優れている。
用途
上述の特性を活かして、きわめて幅広い用途に用いられている。
たとえばシール剤、保護用部品、メス型(モールド)などとして、分野を限定せず、広く用いられている。
- 保護部品
たとえば身近なところでは電卓、デジタルオーディオプレーヤーなどのケースなどにも使われている。
- スポーツ用
- 調理用
耐熱性や柔らかさを活かして、鍋つかみ、鍋敷き、ケーキの型などに使われている。
- 医療用
生体への影響が少なく、前述の特性から体液に触れても変質しにくいため、医療では弾性材料や繊維材料として利用されており、前者ではバルーンカテーテル、後者では気体透過性が良い事から人工心肺膜としても利用されている。歯科医療などの型取り剤、美容整形手術の充填剤などにも用いられている。
材料
なお、シリコーンゴム(シリコーンラバー)の元となる素材(材料)は、液体の状態で市販されており、触媒を加える事でシリコーンの重合反応により硬化する。反応のタイプにより付加反応型と縮合反応型とに大別される。
関連項目
シリコーンゴム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 15:39 UTC 版)
耐熱性・耐寒性に優れ、おおよそマイナス100℃から250℃に至る非常に幅広い温度域で使用される。欠点としては機械的強度が低く、運動用には推奨されない。
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