シャクルトン_(クレーター)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シャクルトン_(クレーター)の意味・解説 

シャクルトン (クレーター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/30 02:02 UTC 版)

シャクルトン
(Shackleton)
南極点周辺のクレーター。
中央紫がシャクルトン。
月面座標 南緯89度54分 東経0度00分 / 南緯89.9度 東経0.0度 / -89.9; 0.0座標: 南緯89度54分 東経0度00分 / 南緯89.9度 東経0.0度 / -89.9; 0.0
直径 19 km
深度 2 km
月面余経度 日の出時点で0°
由来 アーネスト・シャクルトン
GPN識別子 5450

シャクルトンクレーター英語: Shackleton crater)は、の南極付近に位置するクレーターである。地球南極を目指した探検家アーネスト・シャクルトンにちなんで名づけられた。

地形

月の南極。中央下がシャクルトンクレーター

高緯度に位置するため、シャクルトンクレーター外縁の高地は月の1日の70%もの間、太陽に照らされている。逆に、クレーターの底はほとんど太陽の光に照らされない(月の回転軸黄道面に対してほぼ完璧に垂直である)、永久影の領域となっている。

シャクルトンは、広大な南極エイトケン盆地の縁に位置している。また、周辺にはシューメーカー英語版SverdrupDe GerlacheFaustiniなどのクレーターが存在する。

探査

クレータの底に太陽の光が届かないことから、かつてはの存在が期待されており、2006年12月に発表されたNASA月面基地構想では、シャクルトンが基地建設の有力候補地として挙げられていた[1]

しかし、2007年から2008年にかけて行われたJAXAの月周回衛星「かぐや」の調査により、地表付近に氷が存在する証拠がみられないことが確認された。氷が土に混ざっている、あるいは埋もれている可能性は依然として残されてはいるものの、あったとしてもその量は僅かなものだろうと考えられている[2]

さらに2008年の11月15日には、インドの月探査機チャンドラヤーン1号が重量35kgのプローブを投下し、シャクルトンクレーターに衝突させて水の存在を調査した。

脚注

関連項目


「シャクルトン (クレーター)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャクルトン_(クレーター)」の関連用語

シャクルトン_(クレーター)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャクルトン_(クレーター)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャクルトン (クレーター) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS