シモノフM1936半自動小銃の登場とは? わかりやすく解説

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シモノフM1936半自動小銃の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 10:20 UTC 版)

シモノフM1936半自動小銃」の記事における「シモノフM1936半自動小銃の登場」の解説

世界初突撃ライフルであったフェドロフM1916は、生産行っていたがロシア革命ドイツとの講和成立したため、実戦投入機会無かった。そのため、軍部内でもこのフェドロフM1916もあまり注目されることがなく、そのまま銃器史の中に埋もれてしまった。 当時、その腕をフョードロフ見出され青年銃技セルゲイ・シモノフは、フェドロフM1916開発ライフル試作部の一員として参加していた。そして、1930年頃に試作品完成その後改良重ね1936年シモノフM1936半自動小銃、別名 AVSシモノフ自動銃の略)の名前でソ連軍に正式採用された。 当初は半自動セミオートマチック)と全自動フルオートマチック)の両方切換機により制御できる小銃として開発進めていたが、結局フルオート時では反動強いため銃のぶれが大きく使えないという理由から、量産型では全自動機能除外されてしまった。 特徴としては、ガス圧作動式採用し銃身中間あたりの上部分に穴を空け、そこから発射ガスを導く方式採用している。使用弾薬7.62x54mmR弾使用し銃剣装着する事ができた。また、発射時に発射ガスを上に逃がしコンペンセイター反動制退器)やフラッシュハイダー消炎器)を兼ねた機能銃口施されている。 弾薬赤軍ソビエト連邦軍前身)の主力小銃であるモシン・ナガンと共通の7.62x54mmR弾使用された。この弾薬19世紀開発され比較的古いもので、リム付き薬莢使用していたため、薬室押しこむ際や発射後に薬室から薬莢抜き取る際に余計な出っ張りとなり、そのこと原因薬室内に弾薬が詰まるといった動作不良を度々起こした作動方式ガス圧作動式であるが、ボルトハンドルが発射のたびに前後に動くため、射手にとっては危険であった。このことから、赤軍内でのシモノフM1936動作などの信頼性下がってしまった。

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