シティタワー広島・BIG FRONTひろしま(Bブロック)
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「広島駅南口再開発計画」の記事における「シティタワー広島・BIG FRONTひろしま(Bブロック)」の解説
A館と駅前通りを挟んだ東側に位置し、地下2階・地上52階建ての「西棟」と地下1階・地上10階建ての「東棟」からなる。西棟の高さは197.5mあり、中・四国・九州地方の高層ビルで最高層である。2016年(平成28年)8月31日に全館開館した。 商業施設部分の愛称に『BIG FRONT(ビッグフロント)ひろしま』、住友不動産が手がける分譲マンション部分(西棟の12階より上)の愛称に『シティタワー広島』が付けられている。1990年代のAブロックと併せて再開発が計画されていた頃は、『エールエールB館』と呼ばれていた。『BIG FRONT ひろしま』の核テナントはビックカメラとナショナル会館(パチンコ店)。 西棟の下層階(地下2階 - 3階)に入居するビックカメラは2011年(平成23年)のベスト広島店閉店以来の広島出店となる。壁を見せない陳列方法を取ることで有楽町店等の旗艦店と同等の品揃えを実現している。開店初日は2500人が行列を作り、出入口の一部封鎖やレジでの商品別の対応を要するほどの盛況であった。 その他のテナントとしては、現在の西棟の敷地の一角で1894年(明治27年)から旅館業を営み、1955年(昭和30年)に鉄筋コンクリートで建てられた建物(広島の旅館としては初)の屋上に設置された東芝のネオンが広島駅前のランドマークの役割を果たしていた「ホテル川島」(西棟10 - 11階)や、現在の西棟に当たる位置に旧店舗を構えていたパチンコ店「ナショナル会館」(東棟1階 - 2階)など、Bブロックの地権者が多く再出店している。ナショナル会館は同地の再開発に当たって地権を移動し、先行して完成した東棟の一角に新店舗を入居することとなった。 西棟の4階には医療施設が複数入居し、5階と6階は市の施設である「広島市総合福祉センター」(広島市社会福祉協議会が管理)となっている。 東棟は3階から上が立体駐車場(パーク24が『タイムズ』ブランドで運営)となっており、建物の外壁には大型のビジョンが設置され、店舗の宣伝広告やニュースが表示されている。 Bブロック事業着手前の様子。写真左の建物がナショナル会館の旧店舗。なお、写真内にあるビックカメラの案内看板は当時出店していたベスト広島店のもので、現在出店している広島駅前店とは別の店舗である。 予定地内には『純喫茶パール』があった(八丁堀のサロンシネマにある店は商号を引き継いだ店。) 予定地内には、写真左側の被爆建物の谷口織物(旧住友銀行東松原支店)もあった。旧住友銀行は窓枠の一部を敷地内で保存。 予定地内に掲示された配置図 工事中の様子(2014年12月) 完成半年前の様子
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