サンリオと提携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 08:59 UTC 版)
「張國煒#サンリオ」も参照 2005年、サンリオ側が機内販売でのグッズ取扱を打診したが、当時の総経理(CEO)だった創業者四男の張國煒が機体のラッピングやアメニティグッズへの全面展開を主張し、大掛かりなものとなった 航空会社として初めてサンリオと提携し、ハローキティの塗装やアメニティを施した「ハローキティジェット」を2005年に導入し、2機体制で主に日本路線に使用していた。空港のチェックインカウンターにも客室乗務員姿のハローキティが大きく描かれ、機内では離陸するとキティグッズ(トランプ等)が搭乗記念に配られていた。これらは2008年10月に全ての提携運航を終了した(機体の塗装は2009年3月頃には通常塗装に戻された)。 2011年に就航20周年を記念し、新たに導入されたエアバスA330-300型機の3機を「ハローキティジェット」として、台北/桃園 - 札幌/新千歳線(同年10月31日〜)・台北/桃園 - 福岡線・台北/桃園 - ソウル/仁川線・台北/桃園 - 東京/成田線(3路線は同年内〜)に投入させると発表した。最初の1機目は予定通り同年10月31日から、2機目は同年12月7日の台北/桃園 - 福岡線から、3機目は同年12月24日の台北/桃園 - 札幌/新千歳線でそれぞれ投入開始。 その後の市場で高評価を得ていることから、エアバスA330-200型機の2機を「ハローキティジェット」として、新たに台北/松山 - 東京/羽田線・台北/松山 - 上海/虹橋線の2路線を追加させた。4機目は2012年5月23日に台北/桃園 - 香港線、5機目は同年6月22日に台北/桃園 - 東京/成田線でそれぞれ投入開始。 更にボーイング777-300ER型機の1機を「ハローキティジェット」として、台北/桃園 - ロサンゼルス線の一部に2013年9月18日から投入開始した。2014年10月29日からは、台北/桃園 - パリ シャルル・ド・ゴール線にも週4便のうち週2便へ導入した。2015年6月19日からは、台北/桃園 - ヒューストン線を週3便で就航開始とともに導入される。2機目は同年6月21日から台北/桃園 - シンガポール線の一部に導入した。なお、これらボーイング777のハローキティジェットは、後述の長距離国際線の間に合いで成田 - 台湾/桃園線・関西 - 台湾/桃園線に入ることもある。 2016年11月24日より、エアバスA321の1機(機体番号:B-16205)にサンリオキャラクターのぐでたまを起用した「ぐでたまジェット」塗装となり、成田 - 台湾/桃園線の一部に導入を開始した。なおこの機材は、特別塗装となる前にウィングチップフェンスからシャークレットの取り換えが行われ、特別塗装と同時に垂直尾翼の塗装が新しくなった。2017年6月28日からは、同じエアバスA321の1機(機体番号:B-16207)に「ハローキティ なかよしジェット」塗装となり、関西・沖縄/那覇 - 台北/桃園線へ投入された。 2017年よりエアバスA330-300の初期導入機3機が順次新しいハローキティ塗装へ更新された。「マジックスター」は「バッドばつ丸 ファントラベルジェット」(機体番号:B-16331のまま)になって同年3月4日から、「アップル」はサンリオキャラクターが勢揃いの「ドリームジェット」(機体番号:B-16332のまま)になって4月10日から、「アラウンド・ザ・ワールド」は「パーティージェット」(機体番号:B-16333のまま)になって5月23日からそれぞれ就航した。これら3機は「ぐでたまジェット」の時と同じく、垂直尾翼の塗装は新塗装となった。またバッドばつ丸ジェットは主に台北/桃園 - 成田・福岡・小松線などへ、ドリームジェットとパーティージェットは主に台北/松山 - 東京/羽田線へ投入されている。
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