佐田草
サダソウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/09/24 20:01 UTC 版)
サダソウ（佐田草、学名: Peperomia japonica）は、コショウ科サダソウ属に属する多肉質の多年草の1種である。葉は短い葉柄をもち、倒卵形で長さ1–4.5センチメートル (cm)、多数の小さな花をつけた長い肉穂花序を伸ばす。四国、九州、南西諸島、台湾に分布する。沖縄などには茎や葉が無毛のものも見られ、オキナワスナゴショウ（ケナシサダソウ）として別種（P. okinawaensis）とされることもあるが、2020年現在ではふつうサダソウに含められる[1][3]。
- ^ a b c d e f g h “Peperomia japonica”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2022年8月11日閲覧。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Peperomia japonica Makino”. BG Plants 和名−学名インデックス（YList）. 2022年8月11日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Peperomia japonica Makino var. okinawensis (T.Yamaz.) Y.H.Kobay. et M.N.Tamura”. BG Plants 和名−学名インデックス（YList）. 2022年8月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g サダソウ. コトバンクより2022年8月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 米倉浩司 (2015). “コショウ科”. In 大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (編). 改訂新版 日本の野生植物 1. 平凡社. pp. 55–56. ISBN 978-4582535310
- ^ a b c d e 山崎敬 (1992). “琉球からのサダソウ属の1新種 [英文]”. 植物研究雑誌 67 (1): 15-18.
- ^ a b c Kobayashi, Y. H., Fuse, S. & Tamura, M. N. (2019). “Biosystematic studies on the family Piperaceae (Piperales) I. Plastid DNA phylogeny and chromosome number of Peperomia subgenus Micropiper”. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 70 (1): 1-17.
- ^ “サダソウ”. 日本のレッドデータ 検索システム. 2023年2月10日閲覧。
- ^ “オキナワスナゴショウ”. 日本のレッドデータ 検索システム. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “ケナシサダソウ”. 日本のレッドデータ 検索システム. 2023年2月10日閲覧。
- ^ 初島住彦 (1971). 琉球植物誌. 沖縄生物教育研究会. p. 217. NCID BN03321786
- ^ 初島住彦・天野鉄夫 (1994). 増補訂正 琉球植物目録. 沖縄生物学会. p. 29. ISBN 4-900804-02-9
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