サイコ・ザク マークII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:48 UTC 版)
「高機動型ザクII」の記事における「サイコ・ザク マークII」の解説
漫画『サンダーボルト』に登場(型式番号:MS-06R)。最初のサイコ・ザクはあまり人間的な動きが出来ない関節構造であったが、腕や肩、腰などの構造を再検討してアトラスガンダムを上回る可動範囲をもつようデザインし直された。 それまでのRPDの実験データをもち出して戦線を離脱していた助手のJ・J・セクストンが南洋同盟に保護され、そこで彼の主導によってタール火山基地の専用の製造工場で生産される。地上では実験データをほかのパイロットに応用できず、RPDに唯一同調したダリルしか操縦できない状況であるが、開発者であるカーラがレヴァン・フゥ僧正の「力」によって正気に戻され、協力する。 装甲が施されていないフレーム状態の試作1号機にダリルが搭乗し、水陸両用MS3機と重力下でのテストを兼ねた模擬戦をおこなうが、予想を上回る運動能力を見せたった5分で全機戦闘不能にし、また装甲がないにも関わらずザクタンクの砲撃にも耐えている。ただし、通常のザクIIと変わらないフレームはガタガタになっている。完全体(装甲は未装着)の32機をシャトルで宇宙に打ち上げるための囮部隊にも参加し、カーラによって駆動系を地上の重力下でも耐えられるよう再調整されるが、時間の関係でフレーム状態のままバランス調整をおこなったため装甲は付けられていない。基地から、南洋同盟が宇宙で回収していたビッグガンでペガサス級強襲揚陸艦「スパルタン」の左舷MSデッキと揚陸艇2隻を狙撃(うち1隻を撃沈)するが、敵のレールガンの砲撃によりビッグガンを失う。基地入口で敵MSをヒート・ホーク1本で次々と両断したあと、潜水艦ドックでイオの搭乗するアトラスガンダムと一騎討ちの近接戦闘を繰り広げるが、ヒート・ホークで討ち取る寸前に左肘関節が限界を迎え、アトラスガンダムも間一髪でかわしたために左腕が損壊、形勢逆転となる。しかし、装甲が付けられ、カーラの指示通り調整を終えた完全体の2号機を運んできたザクタンクの砲撃により九死に一生を得、試作1号機は撃破されるもダリルはサイコ・ザク整備班の数名の犠牲を払いながらの補助により2号機に移乗する。直後に基地の外に脱出し、シャトルを狙撃しようとするスパルタンをヒート・ホーク2本のみで撃沈する。
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