コンピュータゲームにおけるジャンプスケア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 05:25 UTC 版)
「ジャンプスケア」の記事における「コンピュータゲームにおけるジャンプスケア」の解説
『Rescue on Fractalus!』はジャンプスケアを用いた最初のゲームであるとみられている。この一人称のフライスルーゲームでは、ナビゲーターは他の墜落機のパイロットを見つけて救出するために着陸を試みる。一部のパイロットは変装したエイリアンであり、突然視界に現れうなり声を上げてコックピットのガラスを割ろうとする。 『バイオハザード』は、ジャンプスケアを用いた最初の現代ゲームとして引用されている。ゲームの舞台となる洋館内部のある廊下に行くとBGMが小さくなっていき、そのままプレイヤーが歩いて通り過ぎようとすると廊下のほぼ中間地点でゾンビ犬が突然窓を割って内部へと侵入し、BGMの音量と激しさがピークに達する。 ゲーム『Daylight』は「ジャンプスケアの媒介物」であると表現され、批評家は同作がジャンプスケアをうまく使用したことを称賛したが、ゲームはジャンプスケアのみを備えていただけであったため、プレイヤーを怖がらせるための十分なツールではなかったとコメントした。 2014年のコンピュータゲームシリーズ『Five Nights at Freddy's』は、ゲーム全体でジャンプスケアを用いていることなどから、「ライブ配信に最適」と表現されている。 フィットネスゲーム『Wii Fit Plus』に収録されているゲーム「座禅」は、プレイヤーは背筋をまっすぐに伸ばして静止して座る必要があり、ろうそくが燃え尽きるまで(180秒未満)集中しなければならない。プレイヤーは時折、気を散らさせようとするための奇妙な音を聞くことになる。スコアはプレイヤーがどれだけ長くろうそくに火を灯し続けられたかで変わる。プレイヤーが動いた場合(ほぼわずかでも)、「カツ!」という大きな叫び声ともに白の大文字「喝」が突然画面上に点滅し、ゲームは終了する。 『スーパー マリオパーティ』は、ミニゲーム「おこさないでハナちゃん」でジャンプスケアを用いている。このミニゲームでプレイヤーは寝ているハナちゃんを起こすことなく、Joy-Conを左から右へとゆっくりと慎重に動かしてできるだけ多く愛撫する必要がある。ハナちゃんを愛撫するたびにプレイヤーはポイントを獲得するが、ランダムなポイントで突然ハナちゃんが怒りで目を覚ましてしまい、ハナちゃんを起こしたプレイヤーは全ポイントを失ってしまう。 ゲームの批評家の中にはジャンプスケアに批判的な者もおり、AUTOMATONのSyohei Fujitaは「私たちは人間だというのに、犬猫ですらびっくりするようなこと――たとえば、とつぜん目の前で手を叩くとか――で驚かされるなどというのは、こちらの尊厳を糞にまみれた土足で踏みにじられるような感じがする。」と、ジャンプスケアに対する否定的な見解を述べている。
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