コンサドーレ札幌でのプレー
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「ハファエル・バストス」の記事における「コンサドーレ札幌でのプレー」の解説
ハファエルのコンサドーレ札幌でのリーグ戦初出場は、2009年8月2日のJ2第31節セレッソ大阪戦であった。ハファエルはこの試合に後半25分から途中出場した。ハファエルは2点ビハインドの場面から、中盤を厚くして得点を奪うために試合に投入された。しかしながらハファエルは孤立することが多く、地元メディアは「チームへの適合には時間がかかりそう」と評価した。試合後、コンサドーレ札幌の監督石崎信弘はハファエルについて、「あの程度のプレーが全力なら、ブラジルに帰ってもらってもいい」と発言した。続く8月5日のアビスパ福岡戦では後半ロスタイムから時間稼ぎ要員として途中出場、その後の2戦はベンチスタートとなり試合出場の機会を与えられなかった。コンサドーレ札幌の監督はハファエルが前線からの守備を放棄することを問題視し、チームに貢献できるプレーができるまでは先発起用しないと言及した。 ハファエルのコンサドーレ札幌でのリーグ戦初ゴールは、2009年8月16日のJ2第35節サガン鳥栖戦であった。後半開始から途中出場したハファエルは後半14分、ペナルティーエリアの手前やや右寄りの位置からミドルシュートを決めた。右サイドからパスを受けたFWキリノはそのボールをダイレクトでハファエルへとつなぎ、ハファエルはそのままDF1人を振り切って右足でシュートを放った。ボールは鋭い弾道でゴールキーパーの右側をすり抜け、ゴール左隅に入った。試合後、コンサドーレ札幌の監督はハファエルについて「ハードワークがまだまだ足りない」と苦言を呈したが、「運動量が出てくれば、技術的には良いものがある」とも評価した。だがその後もハファエルはベンチスタートからの途中出場に留まった。コンサドーレ札幌の監督は「結果を出していない」とハファエルについて述べ、ハファエルは「攻守において一生懸命やるだけ」とコメントした。 9月2日のJ2第38節愛媛FC戦、ハファエルは後半12分から途中出場し、後半25分にゴールを決めた。ハファエルは「チームに溶け込んできているよ」と述べ、コンサドーレ札幌の監督は守備面での不安要素を挙げつつも「うまくはまれば、いい崩しにつながる」と次節での先発出場を示唆した。ハファエルは続くJ2第39節ヴァンフォーレ甲府戦で先発出場の座を勝ち取った。だがチーム全体として相手のプレスに苦しんでなかなか攻撃の形を作れず、ハファエルは後半20分に途中交代となった。ハファエルはその後、J2第40節から第47節までベンチスタートとなった。そのうち途中出場となったのは6試合であった。サッカー解説者の平川弘はハファエルについて「いまひとつチームにフィットしない」と評価した。 2009年11月8日のJ2第48節カターレ富山戦、ハファエルはトップ下のポジションでリーグ戦9試合ぶりに先発出場した。コンサドーレ札幌の監督はハファエルを「ボールが収められる」 としてトップ下で起用した。ハファエルは効果的なチャンスを演出するなど、「ここにきてよりチームにフィットしてきた」との評価を獲得した。この試合以降、ハファエルはJ2最終節までスターティングメンバーの座を確保した。ハファエルはJ2第50節横浜FC戦で、リーグ戦通算3ゴール目を挙げた。ハファエルはこの試合の前半23分、MFダニルソンが中央でインターセプトしたボールをFWキリノから受け取り、そのままワンタッチで前方へコントロールして右足でミドルシュートを放った。シュートは低い弾道でゴールキーパーの横を抜け、ゴールマウスの右隅に入った。
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