駒かざぐるま【コマカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10408号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 駒かざぐるま よみ:コマカザグルマ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の赤色さじ弁系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)、裏面の色は穏橙(同1311)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「旭かざぐるま」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が濃橙赤であること等で、「東かざぐるま」と比較して、葉の基部の形が平であること、外花弁の表面の色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の赤色さじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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