香駿【コウシュン】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8131号 |
登録年月日 | 2000年 6月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | 香駿 よみ:コウシュン | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 静岡県 | |
品種登録者の住所 | 静岡県静岡市追手町9番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 倉貫幸一、中村順行、日高保、永谷隆行、青野真理子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「くらさわ」に「かなやみどり」を交配して育成されたものであり,育成地(静岡県小笠郡菊川町)におけるほう芽期はやや早生,摘採期は中生の品種である。樹姿は開,樹勢は中,株張りは大である。摘採期の茶芽の芽数は多,摘芽長はやや長,摘芽の本葉の開葉数及び百芽重は中である。新葉の形は長楕円,大きさ及び厚さは中,色は濃緑,光沢及び葉質は中である。成葉の形は披針,先端長はかなり短,大きさは中,色は濃緑,葉面のしわ及び葉縁の波は中である。枝条の節間長及び太さは中,ほう芽期はやや早,摘採期は中である。製品の外観の形状はかなり上,色沢,内質の香気,水色及び滋味は上である。化学成分の全窒素及びアミノ酸はやや少である。「やぶきた」と比較して,樹姿が開であること,株張りが大きいこと,成葉の形が披針であること等で,「くらさわ」と比較して,摘採期の茶芽の芽数が多いこと,成葉の形が披針であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和45年に静岡県茶業試験場(小笠郡菊川町)において,「くらさ わ」に「かなやみどり」を交配し,その実生の中から選抜,以後,53年より栄養系比 較試験,62年より生産力検定試験及び特性検定試験を行い,平成7年にその特性が安 定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「70-11-6」であった。 |
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