小春日【コハルビ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9182号 |
登録年月日 | 2001年 7月 27日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | 小春日 よみ:コハルビ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 7月 28日 | |
品種登録者の名称 | 新井民志 | |
品種登録者の住所 | 群馬県多野郡鬼石町大字三波川1223番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井民志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、フユザクラの実生から選抜して育成されたものであり、花は一重咲で淡紫ピンク色の中輪花の品種である。樹形は広卵状、樹高は亜高木性、樹幹の色は灰褐色、皮目は多、枝の太さは中、色は灰褐色、新梢の毛は少、分枝性は強である。葉全体の形は楕円形及び倒卵形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁(鋸歯)の状態は中、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は芒形、葉の長さは短、幅は狭、厚さは薄、成葉の表面の色は濃緑色、裏面の色は緑色、表面及び裏面の毛は少、葉柄の長さは短、毛の多少は多、密腺の有無は有、位置は葉身基部、托葉の分岐性及び大きさは中である。花序の形は散房状、花数は中である。蕾の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、花の向きは横向き、形は一重咲、開き方は半開形、大きさは中輪、花の色は淡紫ピンク(同9501)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、長さは中、幅は狭、厚さは薄、数は約5枚、雌ずいと雄ずいの長さの比は同、雄ずいの長さは中、数は少、がく筒の形は鐘形、毛は無、がく裂片の形は披針形、色は緑色、小花柄の長さは短、太さは中、色は緑色である。花の香りは殆ど無、通常開花期は極早で、育成地(群馬県多野郡鬼石町)では10月上旬及び3月下旬である。フユザクラと比較して、葉の基部の形が鈍形であること、蕾の色が鮮紫ピンクであること、花の色が淡紫ピンクであること等で、ジュウガツザクラと比較して、花の色が淡紫ピンクであること、花弁の数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和55年に桜山(群馬県多野郡鬼石町)に植栽されているフユザクラから採種した種子の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「初霜」であった。 |
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