国華帝王【コッカテイオウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5453号 |
登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 国華帝王 よみ:コッカテイオウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 8日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社国華園 | |
品種登録者の住所 | 大阪府和泉市善正町10番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岸脇淳介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に「泉郷筑前」を交配して育成されたものであり,花は明緑黄色の厚物で観賞用鉢植え向きの大輪花である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは 8.0mm以上,色は緑,強さは強,稜の程度は中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は 150~199mm,葉幅は 75~99mm,葉の基部の形は凸形,先端部分の形は尖,一次欠刻は 0.30~0.69,二次欠刻の程度はやや高,葉裂片縁部の重なりは広がる,光沢は中,厚さは厚,硬さは硬,葉柄の着生角度は上向,葉全体の角度及び葉身の巻き方は平,凹凸は中である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは大である。つぼみの形は平,花の大きさは250mm以上,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は600以上,管状花数は 200~399である。花弁の形は舟底弁,先端の形は有突起,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは 110mm以上,幅は 20.0~29.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704),色の分布状態は均一,花の中心部の色は外弁と同色である。総ほう部から花頂部までの高さは 80~99mm,花首の長さは60~79mm,太さは8.0mm以上である。季咲の開花期は秋で,育成地(大阪府和泉市)における自然開花は11月上旬である。 「国華大典」と比較して,葉の基部の形が凸形であること,葉全体の角度が平であること,たく葉の大きさが大きいこと,外花弁表面及び裏面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年に出願者所有の系統「お 148(黄花・厚物)」に「泉郷筑前(濃黄色・厚走り)」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,繁殖を行いながら露地及び鉢植え栽培で特性の調査を続け,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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