国華月天子【ｺｯｶﾂｷﾃﾝｼ】（草花類）
| ※登録写真はありません | 登録番号 | 第5454号 |
| 登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
| 農林水産植物の種類 | きく | |
| 登録品種の名称及びその読み | 国華月天子 よみ：ｺｯｶﾂｷﾃﾝｼ | |
| 品種登録の有効期限 | 15 年 | |
| 育成者権の消滅日 | 2000年 3月 8日 | |
| 品種登録者の名称 | 株式会社国華園 | |
| 品種登録者の住所 | 大阪府和泉市善正町１０番地 | |
| 登録品種の育成をした者の氏名 | 岸脇淳介 | |
| 登録品種の植物体の特性の概要 | ||
| この品種は，出願者所有の育成系統に「泉郷新緑」を交配して育成されたものであり，花は淡緑黄色の厚物で観賞用鉢植え向きの大輪花である。 草型は直立性，草性は高性，開花時の草丈は高である。茎の太さは 8.0mm以上，色は緑，強さは強，稜の程度は高，稲妻型屈曲は無，節間長は10～19mmである。葉身長及び葉幅は 125～149mm，葉の基部の形は凹形，先端部分の形は尖，一次欠刻は 0.30～0.69，二次欠刻の程度は低，葉裂片縁部の重なりは平行する，光沢はやや高，厚さはやや厚，硬さはやや硬，葉柄の着生角度は水平，葉全体の角度は垂れる，葉身の巻き方は下巻き，凹凸は強である。たく葉の有無は全体的にある，分布状態は主に両側，形は２深裂する，大きさは中である。つぼみの形は平，花の大きさは200～249mm，舌状花の重ねは５列以上で露心しない，舌状花数は200～399，管状花数は 10～49である。花弁の形は舟底弁，先端の形は尖る，外花弁及び内花弁の反り方は内曲，花弁の長さは 110mm以上，幅は 15.0～19.9mm，外花弁の表面の色は浅黄緑（JHS カラーチャート3103），裏面は淡緑黄（同2903），色の分布状態は均一，花の中心部の色は外弁と同色である。総ほう部から花頂部までの高さは 60～79mm，花首の長さは40～59mm，太さは8.0mm以上である。季咲の開花期は秋で，育成地（大阪府和泉市）における自然開花は１１月上旬である。 「国華八千代」と比較して，稜の程度が高いこと，葉の基部の形が凹形であること，外花弁表面の色が浅黄緑であること，裏面の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
| 登録品種の育成の経過の概要 | ||
| この品種は，昭和60年に出願者所有の系統「い ７０（黄花・厚物）」に「泉郷新緑（濃黄色・厚走り）」を交配して得られた実生から選抜，育成されたものであり，以後，繁殖を行いながら露地及び鉢植え栽培で特性の調査を続け，平成５年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 | ||
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