コスモポリタン (カクテル)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コスモポリタン (カクテル)の意味・解説 

コスモポリタン (カクテル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/19 21:44 UTC 版)

コスモポリタン
基本情報
種別 ショートドリンク[1]
作成技法 シェイク
[1]、ピンク[2]
グラス   カクテル・グラス
国際バーテンダー協会のレシピ
ベース シトラス・ウォッカ
材料
シトラス・ウォッカ …… 40ml
コアントロー …… 15ml
フレッシュライムジュース …… 15ml
クランベリージュース …… 30ml
テンプレートを表示

コスモポリタン: Cosmopolitan)は、ウォッカコアントロークランベリージュース、フレッシュライムジュースを用いたカクテル。

概要

「コスモポリタン」は「国際人」といった意味合いである[1]コアントローのオレンジ風味にクラベリーとライムの味が調和したフルーティは味わいが特徴[1]

発祥ははっきりとはわかっていない[3]

1930年代に出版されたカクテルブックにも「Cosmopolitan」の名を冠したカクテルはたびたび掲載されているが、以下に掲載している国際バーテンダー協会のレシピとは大きくことなるレシピであり(ウォッカではなくジンをベースにし、クランベリージュースではなくラズベリージュースを使ったレシピなど[3])、またレシピも一定ではない[4]

1970年代にはクランベリージュースが使われるようになり、1990年代にはシトラス風味のフレイバード・ウォッカが使われるようになった[4]。ウォッカを用いるレシピは1980年代に誕生したのではないかと推測されるが、諸説有って確たる証拠は発見されていない[3]。また、各材料の配合比率もさまざまである[3]。これは使用するクランベリージュースの濃縮度によって味わいが変わってくることも影響している[3]

1996年の映画『エビータ』の撮影の合間に主人公役のマドンナがコスモポリタンを飲んでいたり[3]アメリカ合衆国連続テレビドラマセックス・アンド・ザ・シティ』で主人公たちがたびたび飲んでいたことで世界的にも知名度が高まった[1][2][3][4][5]

レシピの例

国際バーテンダー協会のレシピを以下に挙げる[6]

材料
作り方
  1. 氷と全ての材料をシェイクし、大型のカクテルグラスに注ぐ。
  2. レモンの皮を捻ったもの(レモンツイスト)を飾る。

シトラス・ウォッカは、フレイバード・ウォッカの1種であり、柑橘類の香味を付けたウォッカである[7]

出典

  1. ^ a b c d e THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、97頁。ISBN 978-4058003206 
  2. ^ a b 岸久「お好みの一杯を見つけるために」『スタア・バーのカクテルブック』文藝春秋、2015年。 ISBN 978-4166610402 
  3. ^ a b c d e f g コスモポリタン レシピ”. サントリー. 2022年10月10日閲覧。
  4. ^ a b c 『カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ』日本文芸社、2021年、79頁。 ISBN 978-4537218695 
  5. ^ 『POPEYE(ポパイ) 2022年 9月号 [シティボーイ、はじめて1人でバーに行く。]』マガジンハウス、2022年、39頁。 
  6. ^ Cosmopolitan” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年10月10日閲覧。
  7. ^ 『リキュールとカクテルの事典』成美堂出版、2001年、16頁。 ISBN 4-415-00835-6 






英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コスモポリタン (カクテル)」の関連用語

コスモポリタン (カクテル)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コスモポリタン (カクテル)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコスモポリタン (カクテル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS