グレン・セント・メアリー村
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「アンの夢の家」の記事における「グレン・セント・メアリー村」の解説
ジム・ボイド船長 本作のキーパーソンの一人。「ヨセフを知る一族」(空想やユーモアを楽しめる人で、アンの同類)の一員。フォア・ウィンズ岬の灯台守をしている老人。趣味のヴァイオリンでは、かなりの腕前を持つ。5年前まで船に乗っており、その時の手記をジム船長の生活手帳と名づけ、甥に読んで楽しませている。しかし、できたらそれを出版したいという夢を持っていた。かつてジム船長が慕っていた「先生の奥さん」の孫に当たるオーウェン・フォードとの幸運な出会いで、その夢は死の直前に叶えられる。かつて、13年前に異国で人事不省になっていたディック・ムアを見つけ、連れ帰ってきた。 ミス・コーネリア・ブライアント 独身の中年女性。男嫌いで、メソジスト派を蛇蝎のように嫌っている。保守党派で、長老派教会を熱烈に支持している。「男のやりそうなことじゃないですか」が口癖。親切で洞察力が鋭い。マーシャル・エリオットと後に結婚する。 マーシャル・エリオット 50代だが、体格が良い。ヨセフを知る一族。熱烈な自由党支持で、15年前に政権を取るまで髭を剃らないと宣言したために、自由党が政権を取っていない現在では、髭が伸ばしっぱなしになっている。30年前からミス・コーネリアに求婚していたが、髭が理由で断られていた。自由党が政権を取ったために、髭を剃った。そのため、ミス・コーネリアも結婚を承諾した。長老派教会を支持している。 レスリー・ムーア 28歳ながら、少女にしか見えない。人事不省に陥っているディックの面倒を見ながら、暗い人生を送っていた。ディック・ムアを手術させるという手段がある、と告げたギルバートの提案に従い、ディックの記憶を取り戻すために手術を受けさせた。一夏を下宿したオーウェン・フォードと恋に落ち、後にディック・ムアの正体が分かった後に結婚する。 ディック・ムーア 16年前にレスリーに惚れ、レスリーを手に入れるために未亡人となっていたレスリーの母の債権を手に入れ、土地を流すと脅して母親思いのレスリーを手に入れた。しかし、一箇所にとどまる事ができない性格で、従兄弟のジョージと航海に出て、久しく戻らなかった。13年前にジム船長が異国で人事不正になっているディックを連れて帰り、以後、大きな子供のようにレスリーに世話を受けている。しかし、本当は13年前に死亡していた。 ジョージ・ムーア ディックの従兄弟。かつて共に航海に出かけた。非常に見た目が似通っており、特に共に左右で目の色が違うという特徴のためにジム船長に勘違いされて、ディックとして連れて帰って来られた。ギルバートの提案で手術を受けて記憶が戻り、ディックが死亡していることを告げる。後に実家に帰り、長い事帰りを待っていた女性と結婚する。 デビッド・ブライス医師夫妻 ギルバートの親戚で、老年になったために引退する事になり、ギルバートを後継者として招く。
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