グランド‐オペラ【grand opera】
グランド・オペラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 07:57 UTC 版)
グランド・オペラ(英語でgrand opera, 本来はフランス語でgrand opéra(グラントペラ))は、19世紀前半のフランス・パリのオペラ座を中心にして流行した、オペラの一様式を表す用語である。この言葉を正確に定義付けるのは難しいが、今日では様々な要素において「大規模」なオペラをグランド・オペラ様式と称することが多い。歴史的題材を採用した台本、数多くのキャスト(主要登場人物)、大規模なオーケストラ編成、豪華な舞台衣装、スペクタクル的な舞台効果などに加えて、音楽面では台詞語りがなく(すなわちドラマ進行はレチタティーヴォによる)、構成上は4幕あるいは5幕の多数幕立てとして、多くの場合バレエを含むことなどが特徴である。もっとも、19世紀前半のフランスでは台詞なしのオペラは、1幕物であってもgrand opéraと称されていたので、歴史文献にあたる場合は若干の注意が必要である。
- 1 グランド・オペラとは
- 2 グランド・オペラの概要
- 3 台本
- 4 観客
- 5 バレエ
- 6 衰退と他国への波及
「グランドオペラ」の例文・使い方・用例・文例
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