クローズド・サークルの要素とは? わかりやすく解説

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クローズド・サークルの要素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:14 UTC 版)

クローズド・サークル」の記事における「クローズド・サークルの要素」の解説

登場人物限定 クローズド・サークル内外往来断たれているため、その状況起こった事件の犯人は、輪の中に閉じ込められ人々中になくてはならないことになる。 基本的には、作品序盤からいる主要メンバー中に真犯人がいる場合が多い。作品中盤以降になって、いきなり今まで語られたことのなかった登場人物容疑者)が増えることは、本格推理作品においてはアンフェアとされる連絡手段限定 クローズド・サークル中には電話などによって外部情報往来できるできないか分類できる狭義では電話などが通じず(または存在せず外部情報往来できない状況下のみを指し広義では電話などが通じて外部情報往来できる状況下を含め場合がある。 外部情報往来ができる場合は、別の探偵役警察機関外部から捜査行った上で人間関係動機調べて容疑者絞った情報内部の人に知らせことがある外部情報往来できない場合は、現実的な警察機関介入組織的捜査科学的捜査排して純粋にロジックによる犯人当て面白み描け利点もある。また、登場人物読者恐怖心煽る同時に素人探偵警察差し置いて内部犯人探し取り組むことの理由付けになっている交通手段限定 閉鎖された場所からの逃走手段があるのか、いつ外部脱出できるかも物語となる条件となる。上記の「外部連絡有無」との兼ね合いもあるが、いつ警察介入できるのかも、物語大きく左右する要素である。状況によっては食料飲料燃料などが尽きたり緊急手術の必要があり命の危険が迫るなど、物語緊迫感与え要素が加わる場合もある。 また、犯人にだけ使用可能な秘密のルート外部行き来ができたというようなトリックは、よほど巧妙に用いるのでなければ多く場合不評こうむることになる。 犯行時間限定 ミステリーにおいては一定時間内において犯行が行われたと推理できる場合が多い。クローズド・サークル場合は、船が港を離れてから再び港に着くまでの間や、嵐が始まって終わるまでの間などであり、大雑把だある程度犯行時間限定される例外としてクローズド・サークル完成前犯行が行われる作品や、クローズド・サークル破られた後に犯行が行われた作品など存在する

※この「クローズド・サークルの要素」の解説は、「クローズド・サークル」の解説の一部です。
「クローズド・サークルの要素」を含む「クローズド・サークル」の記事については、「クローズド・サークル」の概要を参照ください。

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