クラシック音楽の作品
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「アルト・サクソフォーン」の記事における「クラシック音楽の作品」の解説
アルト・サクソフォーンはオーケストラやピアノやウィンド・シンフォニーとのソロ作品を含む多くのクラシックの作品がある。2つの重要なソロ曲としてジャック・イベールの『室内小協奏曲』とアレクサンドル・グラズノフの『協奏曲変ホ長調』がある。 アルト・サクソフォーンはコンサート・バンドやサクソフォーン四重奏の標準的な編成に含まれる。アレクサンドル・グラズノフは『サクソフォーン四重奏曲変ロ長調』を1932年に作曲した。 アルト・サクソフォーンはオーケストラ音楽で用いられることもある。アルト・サクソフォーンが用いられる曲のうちいくつかを以下に示す。 ジョルジュ・ビゼーは『アルルの女』の第2組曲の『間奏曲』と『メヌエット』でフィーチャーしている。 リヒャルト・シュトラウスの『家庭交響曲』で用いられている。編成にはヘ調のアルト・サクソフォーンを含む4本のサクソフォーンのパートが含まれている。 ドミートリイ・ショスタコーヴィチは『舞台管弦楽のための組曲』でアルトを用いており、『ワルツ第2番』では有名なソロがある。『ジャズ組曲第1番』『ジャズ組曲第2番』でも用いている。 モーリス・ラヴェルはモデスト・ムソルグスキーの『展覧会の絵』のオーケストラ版でアルト・サクソフォーンを顕著に用いていおり、『古城』でとりわけ目立つソリストとして用いている。 アルバン・ベルクは晩年の作品でアルト・サクソフォーンを用いており、特筆すべき作品として『ワイン(英語版)』、『ルル』、『ヴァイオリン協奏曲』がある。 セルゲイ・ラフマニノフは『交響的舞曲』の第1楽章でソリストとしてアルト・サクソフォーンを用いている。 ジョージ・ガーシュウィンは『ラプソディ・イン・ブルー』や『パリのアメリカ人』などいくつかの作品で用いている。 ピエール・ブーレーズは『プリ・スロン・プリ』で2本のアルト・サクソフォーンを用いている。 ベンジャミン・ブリテンは『シンフォニア・ダ・レクイエム』と『パゴダの王子(英語版)』でアルトを用いている。 レナード・バーンスタインは『『ウエスト・サイド物語』からのシンフォニック・ダンス』でアルトを用いている。 ヴァンサン・ダンディはオペラ『フェルヴァール(英語版)』で2本のアルトを用いている。 ダリウス・ミヨーは『世界の創造』でアルトを用いており、スコアでは通常ビオラがある位置に書かれている。 アラン・ペッテションは『交響曲第16番』でアルトを用いている。 クシシュトフ・ペンデレツキはオペラ『ルダンの悪魔(英語版)』で2本のアルトを用いている。 アラム・ハチャトゥリアンはバレエ『ガイーヌ』でアルトを用いている。 ポウル・ルーザスは管弦楽組曲『Concerto in Pieces』でアルト・サクソフォーンに重要なソロを書いている。 エリック・コーツ(英語版)は1936年にアルトのために『Saxo-Rhapsody』を書いた。 クロード・ドビュッシー『サクソフォーンと管弦楽のための狂詩曲』でアルトをフィーチャーした。 ポール・クレストンはアルトのための協奏曲、ソナタ(ピアノとの)、狂詩曲(オルガンとの)を書き、サクソフォーン四重奏のための組曲でも用いた。 ロナルド・ビンジ(英語版)はアルト・サクソフォーンのための変ホ長調の協奏曲(1956年)を書いた。 アラン・ホヴァネスはバレエ『Is There Survival』(『King Vahaken』としても知られる)でアルトを用い、演劇『The Flowering Peach』のための劇付随音楽のパートとして用いた。 バルトーク・ベーラはバレエ『かかし王子』でアルトを用いた(テナー、バリトン・サックスとともに)。
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