クイズいただきます(いただきますII)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 00:05 UTC 版)
「ライオンのいただきます」の記事における「クイズいただきます(いただきますII)」の解説
1990年、夏休み特別企画としてスタート。当初は番組前半の1コーナーだったが、好評につき秋からは30分に拡大され、年末の番組終了まで続けられた。オープニングの小堺一機の決めぜりふは「運と知力とパーソナル、お昼のひととき、頭の体操、クイズいただきます」であった。 出題される問題は、一般視聴者およびゲストが作成した問題。採用者には2,500円が進呈された。クイズの種類は大きく分けて「一般問題」「なぞなぞ問題」「パーソナル問題」に分かれる。「パーソナル問題」とは“僕の星座は何座でしょう”などという出題者個人に関わる問題であり、多くの場合は2択または3択形式になっていた。 3、8、13…問目は挑戦者がボールを引き、そのボールに書かれている人がクイズに解答する。ボールの種類は4種類(時に例外あり)あり、以下のような内容であった。 「本人」:挑戦者本人が解答する。 「電話」:制限時間60秒以内に誰かに電話をかけて解答してもらう。不正解はもちろん、電話がつながらなかった場合も失格。 「会場」:観客の中から一人を指名して、その人に解答してもらう。 「ルー」:アルタ前に中継に出ているルー大柴が一般人を捉まえ、その人に解答してもらう。 「ゲスト」:ゲストの芸能人が解答する。 賞金は下表のとおり。いつでもドロップアウトが可能であり、その場合はその時点での累計金額が進呈される。途中で不正解となった場合は賞金がすべて没収され、代わりに当時のライオン製品(「ヤシの実洗剤・ナテラ」または「Hiトップ」)が、正解数だけ進呈された。(1問目で不正解の場合は何も貰えないが、小堺の裁量で1つ貰える場合がたまにあった。)ただし、◎で獲得したボーナスは没収されない(10 - 14問正解していれば1万円+3万円=4万円を持ち帰り)。表は15問目までしか表示していないが、挑戦者が希望すればそれ以降の問題も挑戦できる。 正解数賞金ボーナス累計金額1問 3,000円 - 3,000円 2問 3,000円 - 6,000円 3問 3,000円 - 9,000円 4問 3,000円 - 12,000円 ◎5問 3,000円 10,000円 25,000円 6問 3,000円 - 28,000円 7問 3,000円 - 31,000円 8問 3,000円 - 34,000円 9問 3,000円 - 37,000円 ◎10問 3,000円 30,000円 70,000円 11問 3,000円 - 73,000円 12問 3,000円 - 76,000円 13問 3,000円 - 79,000円 14問 3,000円 - 82,000円 ◎15問 3,000円 50,000円 135,000円 10問正解するとチャンピオンに認定され、番組セットの壁に額縁入りで顔写真が飾られた。チャンピオンの顔ぶれの中には、他のクイズ番組における常連出場者も含まれてはいたものの、通常は「なぞなぞ問題」「パーソナル問題」「ボール問題」がネックとなり、知力だけで勝ち進むことは難しかった。一般の挑戦者に至っては、ことさら勝ち進むことが困難であったため、節目の5問を正解したところで25,000円を手堅く持ち帰る、という挑戦者が非常に多かった。 制限時間となると、ライオンちゃんがドラを鳴らして知らせる。伊東四朗等のお笑いタレントが出場している時は、鳴らした時にオーバーリアクションをするのがお決まりとなっていた。 予選は5,6回行われ、日曜日に開催されていた。10名近くのスタッフがそれぞれ一人ずつ出題者となり、出場者に10問の問題を出題する。そこで合格または不合格が告げられ、番組本番に出場することになった者には、電話でその旨が伝えられていた。また番組本番でも、それぞれの出場者が何問目まで進むのか予測不可能だったため、毎回、ステージセット裏には10名近くの出場者がスタンバイしていた。 11月に入ってから、このクイズのコーナーで出題された問題や予選への参加方法、予選用練習問題(10問で1セットが3つ)などが掲載された台本形式の問題集が、視聴者プレゼントとして50名に贈られた。
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