頭の体操とは? わかりやすく解説

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頭の体操

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/29 06:46 UTC 版)

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頭の体操』(あたまのたいそう)は、光文社から発売されたパズルを集めた書籍のシリーズである。著者は多湖輝。一部は電子書籍化もされている。

概要

1966年に発売された第1集が250万部以上[1]が発行されたのをはじめ、シリーズ累計では1200万部以上[2]のベストセラーとなっている。パズル集であると同時に、前書きや各章の序文などでは思考力を鍛えること、特に水平思考の重要性が説かれている。

初期のシリーズではサム・ロイドヘンリー・アーネスト・デュードニーのパズル本からの引用や翻案もあった。第1集では垂直思考的な問題も掲載されている。その後芦ヶ原伸之小野寺紳などのパズル作家の協力による問題や、シリーズの読者から募集した問題が掲載されたりするようになる。あるなしクイズシチュエーションパズルの原型となった問題も見られる。

カッパブックス版の表紙イラストは、第1~4集は伊坂芳太良、5~7水野良太郎、第8集以降と文庫版、また後述のニンテンドーDS版のパッケージイラストは松下進による。また本文中のイラストの大半は水野良太郎が最初から手掛けている。

シリーズ

以下は正規シリーズから精選された問題が収録されている。

  • 頭の体操 四谷大塚ベストセレクション 脳内宇宙開発プロジェクト発進!(ISBN 4334007597) - 学習塾四谷大塚とのコラボレーションによるもので、中学校入試問題を意識した出題がされている。
  • 頭の体操BEST (ISBN 9784334975852) - 正規シリーズより厳選した問題が100問出題されている。
  • 頭の体操BEST 2 (ISBN 9784334976378) - 100問を厳選したベスト版第2弾。

本シリーズが与えた影響

本シリーズがベストセラーになったことにより、「頭の体操」という言葉自体がクイズやパズル、思考力トレーニングの代名詞として日本では広く定着している。また本シリーズより『IQエンジン』、『マジカル頭脳パワー!!』、『脳内エステ IQサプリ』、『レイトン教授シリーズ』など数々の問題が出題され、多湖が監修者などとして名を連ねているものもある。またニッポン放送ではこれを原作・原案としたラジオミニ番組多湖輝のラジオ頭の体操」が全国ネットで放映され、多湖本人が出題していた(1998年9月まで)。

さらにタイトルに「頭の体操」を冠した書籍は本シリーズ以外にも出版され、その中には『五〇歳からの頭の体操』(角川書店)、『多湖輝の頭のたいそう・小学生版』(学研教育出版)など多湖の手によるものもある。

ニンテンドーDS版

多湖輝の頭の体操』(たごあきらのあたまのたいそう)は2009年に発売されたニンテンドーDS用ソフト。発売元はレベルファイブ

書籍版の問題1500問以上をソフト4本に分けての再録で、第1集・第2集は6月18日に、第3集・第4集は10月8日に発売された。

関連項目

脚注

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  1. ^ 『頭の体操』の時代ふたたび。モノ語り6
  2. ^ 「頭の体操」から「さおだけ屋」へ 読売新聞社 2005年9月16日

外部リンク


「頭の体操」の例文・使い方・用例・文例

  • 頭の体操.
  • 頭の体操に役立つよう設計されたものもある。
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