クアラルンプールでのアジア政党国際会議についての日本共産党の主張とは? わかりやすく解説

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クアラルンプールでのアジア政党国際会議についての日本共産党の主張

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 20:43 UTC 版)

日中共産党の関係」の記事における「クアラルンプールでのアジア政党国際会議についての日本共産党の主張」の解説

日本共産党委員長の志位は「わが党が、中国対す見方決定的に変えざるをえない判断したのは2016年9月にマレーシア・クアラルンプールで行われたアジア政党国際会議(ICAPP)での体験だった」と述べている。この会議日本共産党代表団団長として出席した志位によれば次のような経緯であったという。 日本共産党代表団総会宣言過去総会宣言でも盛り込まれた「核兵器禁止条約国際交渉すみやかな開始呼びかける」という記述入れ修正案提案したが、中国共産党代表団強く反対していたため、日本共産党副委員長代表団団長緒方靖夫中国共産党代表団話し合い申しこんだ。その会談緒方は「過去2回のICAPP総会で、中国賛成し全会一致賛成しているものだ。何の問題があるのか」と問いただしたが、中国共産党代表団は「過去のことは知らないこういう文章入れることは、侵略国の日本がまるで被害国のように宣伝されてしまう」と述べた緒方は「この修正案には日本被爆の話も被害の話も一切ないではないか人類的な大きな国際問題として提起している」と反論したが、中国側は「この問題については議論したくない。われわれは修正案には反対だ提案拒否する」と理由述べず反対する姿勢繰り返して会談を終わらせた。 日本共産党代表団再度会談求め再会見で緒方改めて「中国核兵器禁止条約これまで主張してきたのに、なぜそれに反す態度をとるのか」と問いただしたが、中国側答えずあなたは覇権主義だ。自分たちの意見押し付けている」と緒方批判した緒方は「それは当たらない議論しているのだ。これが押しつけなら議論できないではないか」と反論した。また中国側は「何度も俺を呼び出しやがって、無礼だぞ」とった侮蔑的な言葉投げつけたという。中国共産党代表団態度について志位は「1998年の両党関係正常化のさいの反省はいったいどこにいったのかと、事態重大性深刻にとらえざるをえませんでした。」と述べている。 その後日本共産党宣言起草委員会修正案提起した時には中国共産党代表団異議唱えなかったので全会一致採択され総会最終日総会宣言案に盛り込まれたが、宣言採択直前になって北京指示受けた中国共産党代表団がこの部分削除要求したため記述削除された。日本共産党代表団宣言起草委員会全会一致決まったことを中国共産党一存だけで一方的に覆す覇権主義的なふるまいとして反発し、「採択直前に突然、宣言最終案変更求めた一代表団のふるまいは、異常かつ横暴きわまるものであり、この一代表団によって、ICAPPの会議民主的運営著しく反す事態引き起こされたことに、強く抗議する」という中国共産党代表団批判する部分的保留表明した

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