クアラルンプール式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/29 05:28 UTC 版)
「ホッケン・ミー」の記事における「クアラルンプール式」の解説
マレーシアのクアラルンプール式ホッケン・ミーは、かん水を使った黄色い太麺を用い、ラード、黒い醤油、豚肉、菜心、キャベツなどの具を使った、色の濃い焼きそばである。ホッキエン・チャー・ミー(閩南語 福建炒麵。英語 Hokkien char mee、Hokkien fried noodles)とも呼ばれ、クアラルンプールだけでなく、スランゴール州など、Klang Valleyとよばれるクラン川流域の町でも見られる。 クアラルンプール式ホッケン・ミーの発祥は1930年前後にさかのぼり、中華民国福建省安渓県出身の王金蓮が1927年にマレーシアに移り住み、クアラルンプールのチャイナタウンである茨廠街付近で屋台を開いて出したとされる。当初は、福建省で一般的な汁そばを主力にしたが、熱帯気候に合わず、「大地魚」と呼ばれるヒラメ類の乾物の粉末、黒い醤油を使ってうまみや濃厚な味を出し、それを麺にしみこませ、からませたものにして、人気を得た。食べる時には、好みでサンバル・ブラチャンや唐辛子ペーストを付ける。
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