キリカミレッド【キリカミレッド】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10926号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | キリカミレッド よみ:キリカミレッド |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 麒麟麦酒株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区新川二丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡村正愛、大西昇、大塚雅子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ミセスエレガント」を組織培養した再生個体から選抜して育成されたものであり、花は濃橙赤色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数が少の鉢物向きの品種である。草姿は開張、開花時草丈は低、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さはやや剛、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の花色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、裏面の花色は明赤(同0406)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はⅢ型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。「ミセスエレガント」及び「ミセスパープル」と比較して、表面の花色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、「ミセスエレガント」を組織培養し再生した植物体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ミセスレッド」であった。 |
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