キリナデサーモン【キリナデサーモン】(草花類)
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登録番号 | 第12102号 |
登録年月日 | 2004年 6月 4日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | キリナデサーモン よみ:キリナデサーモン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 麒麟麦酒株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区新川二丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡村正愛、大塚雅子、小田尚 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「キリナデピンク」の組織片の再分化過程でX線を照射して育成されたものであり、花は鮮ピンク色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の花壇向きの品種である。草姿は開張、開花時草丈は低、節数はやや少である。茎の長径は細、硬さは中、色は緑、ろう質の有無は中、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は短、葉幅は狭、色は緑、ろう質は少である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0104)、裏面の色はピンク(同0103)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは中、数は多、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は少、ほう葉の形はⅢ型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや細、長さはやや短、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。「ほのか」と比較して、草姿が開張であること、花弁鋸歯の数が多いこと等で、「キリナデピンク」と比較して葉が巻かないこと、花表面の色が鮮ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、「キリナデピンク」の組織片の再分化過程でX線を照射して得られた個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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