きたいぶき【キタイブキ】(食用作物)
登録番号 | 第5365号 | |
登録年月日 | 1997年 2月 28日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | きたいぶき よみ:キタイブキ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 1日 | |
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北3条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 前田博 佐々木一男 柳川忠男 相川宗嚴 田縁勝洋 菊地治己 丹野久 菅原圭一 吉田昌幸 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「上育395号(後の「はやまさり」)」に「上育397号(後の「きらら397」)」を交配して育成された固定品種であり,育成地(北海道旭川市)における成熟期は早生の早,草型は穂数型,稈長は短,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性が強く,良食味の水稲,粳種である。 草型は穂数型,稈長は短,稈の細太はやや細,剛柔は中,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長は短,穂数は多,粒着密度は中,穂軸の抽出度はやや短である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は稀である。玄米の形はやや細長,大小及び精玄米千粒重は中,光沢は良,見かけの品質は上の下,食味は上の中である。出穂期は極早生,成熟期は早生の早,障害型耐冷性はやや強,耐倒伏性は中,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPiーa,i,k,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は強である。 「はやまさり」と比較して,穂長が短いこと等で,「ハヤカゼ」と比較して,玄米の形が細長いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPiーa,i,kであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,北海道立上川農業試験場(旭川市)において,昭和60年に「上育395号(後の「はやまさり」)」に「上育397号(後の「きらら397)」を交配し,同年冬期温室で養成,61年に鹿児島県内で雑種第2代及び第3代の世代促進栽培,62年北海道立上川農業試験場において雑種第4代で穂別系統選抜を行い,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。63年から生産力検定試験及び特性検定試験,平成2年以降「上育413号」の系統名で地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。5年は雑種第10代である。 |
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