きたきらり【キタキラリ】(草花類)
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登録番号 | 第13262号 |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | きたきらり よみ:キタキラリ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北三条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大宮知、生方雅男、筒井佐喜雄、布目暁洋、玉掛秀人、菊地治己、 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「モナ」にチョウセンヒメユリを交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は75~99㎝、茎の直径は2.5~4.9㎜、色は淡緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5~9㎜、止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は5~9㎜、葉長は6~8㎝、葉の光沢は有、葉数は多、葉の着生角度は90~119゜である。つぼみの形はⅣ型、花の向きは15~29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119㎜、内花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部は明橙(JHS カラーチャート1305)、地色、中肋部及び縁部は鮮橙(同1306)、裏面は明橙(同1305)である。内花被1枚の斑点の数は40~49、外花被1枚の斑点の数は10~19、つぼみの色は明橙(同1304)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅣ型、内花被の先端の形状はⅢ型、反転の程度、外花被の先端の形状及び反転の程度はⅦ型、外花被側部の反転の程度はⅤ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色はオレンジ、花粉の色は赤褐、第一花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さは細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30~59゜、一花茎の花数は中、花の香りは無、開花期はやや早である。「ミレーラ」と比較して、花径が小さいこと、花弁の地色が鮮橙であること、花被に斑点が有ること等で、チョウセンヒメユリと比較して、花弁の地色が鮮橙であること、外花被側部の反転の程度がⅤ型であること、花被上の乳状突起が有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に北海道立中央農業試験場(夕張郡長沼町)において、「モナ」にチョウセンヒメユリを花柱切断受粉法により交配し、胚培養を行い、8年から北海道立花・野菜技術センター(滝川市)において養成し、11年にその中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「きたのさゆり」であった。 |
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