きたのおとめ【キタノオトメ】(食用作物)
![]() |
登録番号 | 第4950号 |
登録年月日 | 1996年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | あずき | |
登録品種の名称及びその読み | きたのおとめ よみ:キタノオトメ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北3条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 千葉一美 白井滋久 島田尚典 藤田正平 原正紀 村田吉平 足立大山 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「エリモショウズ」に出願者所有の育成系統「2025」を交配して育成された固定品種であり,育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期は中の早,子実の形は円筒,落葉病に強く,種皮歩合の高い夏小豆型品種である。 伸育性は直,蔓化性は難,分枝数及び主茎節数は中,若茎の色は緑,主茎長は中の短である。葉色は緑,小葉の大きさは中,下位葉及び上位葉の形は円葉である。花色は黄,熟莢の色は褐,莢の長さ及び幅は中,莢内胚珠数は多,莢内粒数は中である。子実の形は円筒,大きさは中の小,種皮の斑紋の種類は無,地色は淡赤,品質は中の上である。生態型は夏小豆型,開花期及び成熟期は中の早,倒伏抵抗性及び子実収量は中である。ウイルス病抵抗性及び茎疫病抵抗性は弱,落葉病抵抗性は強,種皮歩合は高である。 「ハツネショウズ」と比較して,分枝数が多いこと,子実の形が円筒であること等で,「エリモショウズ」と比較して,落葉病抵抗性が強いこと,種皮歩合が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,北海道立十勝農業試験場(河西郡芽室町)において,昭和57年に「エリモショウズ」に同場所有の育成系統「2025」を交配し,雑種第1代は温室,第3代は鹿児島県で養成し,58年に雑種第2代,59年に第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。62年に生産力検定予備試験,平成元年以降「十育127 号」の系統名で生産力検定試験及び特性検定試験等の試験を行い,その特性が固定したことを確認して育成を完了したものである。5年は雑種第13代である。 |
- きたのおとめのページへのリンク