きたちから【キタチカラ】(飼料作物)
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登録番号 | 第15126号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | とうもろこし | |
登録品種の名称及びその読み | きたちから よみ:キタチカラ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濃沼圭一、三木一嘉、榎宏征、三浦康男、佐藤尚 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「Ho68」を母系とし、「GY302」を父系とする交雑品種であり、育成地(北海道札幌市)における雄穂及び絹糸抽出期はやや早生、生雌穂重割合がかなり大、倒伏及び折損抵抗性がかなり強いサイレージ向きの品種である。初期成育は良である。雄穂及び絹糸抽出期はやや早生である。稈長は中、稈径は細、着雌穂高はやや低である。全葉数は中である。雄穂長は長、枝梗数は少である。雌穂長はやや長、雌穂径は中、粒列数はやや多、一列粒数は中、穂芯色は桃色である。粒質はD、粒色は黄橙色、胚乳澱粉は通常澱粉、粒型はくさび型、百粒重は重である。生雌穂重割合はかなり大、乾物雌穂重割合は大、乾物率は高である。可消化養分割合は高である。倒伏及び折損抵抗性はかなり強である。すす紋病及びごま葉枯病抵抗性は中、黒穂病抵抗性は強である。「ワセホマレ」と比較して、稈長が長いこと、雄穂長が長いこと、倒伏及び折損抵抗性が強いこと等で、「ロイヤルデント90H」と比較して、雄穂長が長いこと、ごま葉枯病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、「Ho68」を母系とし、「GY302」を父系とする交雑品種であり、平成10年に農林水産省北海道農業試験場(現独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、北海道札幌市)において、11年に組合せ能力検定試験を実施し、13年から生産力検定試験、系統適応性検定試験等を行い、17年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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