ガーシュウィン作品を扱ったミュージカル映画
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「ジョージ・ガーシュウィン」の記事における「ガーシュウィン作品を扱ったミュージカル映画」の解説
『踊る騎士』(A Damsel in Distress、1937年 アメリカ、RKO製作)フレッド・アステア主演のミュージカル映画。ハリウッドに招かれたジョージが楽曲を書き下ろした。アステアが歌ったメインタイトルの「霧深き日」は後にスタンダードナンバーとなった。 『華麗なるミュージカル』(The Goldwyn Follies、1938年 アメリカ、サミュエル・ゴールドウィン製作)ジョージの遺作となった作品。3色テクニカラーを採用し、オペラ歌手から腹話術師まで多彩な芸人を揃えたフォリーズで、この年最高のヒット作となった。「わが愛はここに」を書き上げた後にジョージが亡くなったため、未完の「スプリング・アゲイン」はヴァーノン・デュークが書き足している。日本未公開。 『アメリカ交響楽』(Rhapsody in Blue、1945年 アメリカ)ジョージの伝記映画として著名な作品で、1940年代にしばしば作られた音楽家伝記物の中でも最も成功した例。全編に渡ってガーシュウィン・ナンバーが流れる。ジョージ役はロバート・アルダ。日本では1946年に劇場公開され、第二次世界大戦後初めて劇場公開されたアメリカ映画でもある。この作品中には、ジョージと近しかった人々が多数実名で出演している(ジョージの親友だったピアニストのオスカー・レヴァントは、この映画がきっかけで映画界入りした)。この作品は現在パブリックドメインとして扱われているため、日本国内でも容易に入手可能である。 『巴里のアメリカ人』(An American In Paris、1951年 アメリカ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー製作)ジョージの作品を題材としたミュージカル映画。ジーン・ケリーが主演し、MGMミュージカルの中でも特に華やかな作品として知られる。アカデミー作品賞を受賞している。この作品は現在パブリックドメインとして扱われているため、日本国内でも容易に入手可能である。 『ポーギーとベス』(Porgy and Bess、1959年 アメリカ、MGM製作)フォーク・オペラの古典として有名なジョージ作品をサミュエル・ゴールドウィンがプロデュースして映画化したもので、この作品の知名度を高めた。主人公・ポーギーにはシドニー・ポワチエが扮したが、敵役の伊達男スポーティング・ライフを演じたサミー・デイヴィスJr.は当たり役として有名。舞台からの改変が多かったためのジョージの関係者の意向でほとんどのプリントが回収され、一般で視聴するのは非常に困難。
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