ガンキャノン重装型タイプD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:56 UTC 版)
「ガンキャノン」の記事における「ガンキャノン重装型タイプD」の解説
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。 ガンキャノン重装型の機動性能向上のため、ランドセルと脚部にスラスターを増設した改良型。同時に重装甲化もおこなわれており、頭部にガンキャノン量産型と同様のチン・ガードが追加されているほか、肩の増加装甲も同様に上面だけでなく前後面までを覆っており、膝部は通常のガンキャノンのものに差し戻されている。携行火器は通常のガンキャノンと同型のビーム・ライフルやジム・キャノンのバルザック式380ミリロケット・バズーカを使用する。 連邦軍の指示のもと、ロールアウトした重装型の1機から改修され、性能試験で高性能を示し制式採用される。機動性能の向上により戦闘域が拡大し、中距離支援用でありながら白兵戦用に近似する汎用機としての運用が決定。併せて同型機にはなかったシールド(陸戦型ガンダムなどと同型)が標準装備となり、大型火器携行時にはジャンプ時のカウンター・ウェイトとしての装備が義務付けられているようだとされる。しかし、コストの高騰と直後のガンキャノンIIの完成により、少数の生産に留まったと記録される。そのうち1機は、一年戦争後期の北アフリカ戦線で撮影されている。カラーリングは黄色を基調に一部濃淡グレーで塗り分けられており、後述の『MSD』におけるガンキャノン機動試験型および火力試験型と共通する。 作中での活躍 小説『機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、一年戦争終結直後の中央アジアの砂漠地帯で憲兵MS部隊所属の1機が登場する。 PS3用ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』内のシナリオ「ミッシングリンク」では、第20機械化混成部隊「スレイヴ・レイス」のボマーことマーヴィン・ヘリオットが陸戦型ジムから乗り換える。部隊カラーでもある濃淡グレーの低視認塗装がほどこされている。
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