カラー‐マネージメント【color management】
カラーマネージメントシステム
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 05:33 UTC 版)
カラーマネージメントシステム(Color Management System、略称:CMS)は、デジタルカメラ、スキャナ、モニタ、プリンターなどの異なるデバイス間の色を統一的に管理するシステムのことで、一般的にICC(インターナショナル・カラー・コンソーシアム(国際色コンソーシアム)、International Color Consortium)の規定に準拠したプロファイルを使用したシステムをさす。
- 1 カラーマネージメントシステムとは
- 2 カラーマネージメントシステムの概要
- 3 関連項目
カラーマネージメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 01:17 UTC 版)
前述したWYSIWYGとも関連するが、カラー対応とその後の進化においてDTPを普及させたもののひとつに、カラーマネージメント(色の管理)がある。 ディスプレイ画面の出力の色彩と、プリンター出力の色彩、そして最終的な印刷物の色彩に整合性を持たせることは、極めて困難なことであった。第一には、それらの出力機器の原理が異なっているためである。作業するための画面(CRT、LCD)表示はRGBカラーであるし、校正のためのプリンターは(レーザーの場合)CMYKカラーのトナー(粉末)、最終的な完成品となる印刷機はCMYK(さらに特色を使用することも少なくない)のインクである状況では、それぞれの色彩を合わせるのは困難を極める。 また、同じ原理で動作している装置であっても、メーカーごと、あるいは個体差、経年変化、湿度や温度(気温、機械内の温度)によって出力結果は異なる。これを解消するために用いられているのが、ウィリアム・シュライバーの開発した色管理システムで、1985年に成立したシュライバー特許により、その後のカラープロファイル技術は支えられている。 また、MacにおいてはAppleのColorSyncにより、優れたカラーマネージメントが行える。
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カラーマネージメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:42 UTC 版)
「ウェブカラー」の記事における「カラーマネージメント」の解説
パーソナルコンピュータ業界団体によるものとしては、sRGB(英語版)という比色分析的定義があり、特定の蛍光体の色度、所定の伝達曲線、順応性のホワイトポイント、観察条件などに基づいている。これは一般的なコンピュータのモニタとそれを人間が見る環境に合うように選択されている。しかし、そもそも色再現性という概念が全く一般的には理解されていないため「色が違う」といった苦情が出るなどといったトラブルが後を断たない。 ましてや、加法混合であるディスプレイと減法混合である印刷で、何の調節も管理も無く同じ見栄えが得られる道理などなく(原色#加法混合と原色#減法混合を参照)、(準)商業レベルのカラーの印刷には、できればカラーマネージメントシステム等が必要であるが、これはコンピュータ中の色表現と印刷という話題であって、ウェブのコンテンツに全く限られない話である。
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