カラー‐マネージメント【color management】
カラーマネージメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 01:17 UTC 版)
前述したWYSIWYGとも関連するが、カラー対応とその後の進化においてDTPを普及させたもののひとつに、カラーマネージメント(色の管理)がある。 ディスプレイ画面の出力の色彩と、プリンター出力の色彩、そして最終的な印刷物の色彩に整合性を持たせることは、極めて困難なことであった。第一には、それらの出力機器の原理が異なっているためである。作業するための画面(CRT、LCD)表示はRGBカラーであるし、校正のためのプリンターは(レーザーの場合)CMYKカラーのトナー(粉末)、最終的な完成品となる印刷機はCMYK(さらに特色を使用することも少なくない)のインクである状況では、それぞれの色彩を合わせるのは困難を極める。 また、同じ原理で動作している装置であっても、メーカーごと、あるいは個体差、経年変化、湿度や温度(気温、機械内の温度)によって出力結果は異なる。これを解消するために用いられているのが、ウィリアム・シュライバーの開発した色管理システムで、1985年に成立したシュライバー特許により、その後のカラープロファイル技術は支えられている。 また、MacにおいてはAppleのColorSyncにより、優れたカラーマネージメントが行える。
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