カタルーニャの成立とは? わかりやすく解説

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カタルーニャの成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 03:32 UTC 版)

カタルーニャ君主国」の記事における「カタルーニャの成立」の解説

イベリア半島地中海沿岸地方のように、古代ギリシャ人がロザス(現ジローナ県自治体)を植民地化した。ギリシャ人カルタゴ人どちらもイベリア人住民影響及ぼしたカルタゴ敗退後、ローマ属州ヒスパニア一部となり、首都タラッコ(現在のタラゴナ)がイベリア半島におけるローマ駐屯地となったローマ帝国崩壊後事実上西ゴート族支配したが、8世紀アルアンダルスムーア人権力を掌握した。太守のアブドゥル・ラフマーン・アル・ガフィキワ軍が732年トゥール・ポワティエ間の戦い退けられると、ムーア人治めていたかつての西ゴート王国領をフランク人征服した。そしてカタルーニャ北部の諸伯領とは同盟関係結んだ795年カール大帝スペイン辺境領の名で知られる緩衝地帯創設した。この緩衝地帯は、地元諸侯治める別々の小王からなるセプティマニア地方越えウマイヤ朝支配下アルアンダルスムーア人フランク王国間の防衛用の盾にされた。 カタルーニャ文化中世発展始めたカタルーニャ北部至る所小さな伯領が組織され、これらの弱小国からカタルーニャ文化生まれたバルセロナ伯フランク王国臣従誓っていた(801年から987年まで)。 987年バルセロナ伯ボレイ2世ユーグ・カペーを(西)フランク王承認するのを拒否し、これによってバルセロナ伯フランク王国のくびきから脱した1137年バルセロナ伯ラモン・バランゲー4世アラゴン女王ペトロニラ(パルネリャ)と結婚アラゴン王国との同君連合によるアラゴン連合王国成立した1258年コルベイユ条約締結までは、フランス王は公式にカタルーニャ君主国及びアラゴン王国への封建的宗主権放棄しなかった。この条約は、フランス支配からアラゴン人支配への合法過渡期の中で、カタルーニャ事実上独立国家へと転換させたものである。これは歴史的な不平等解消したアラゴン王国一部として、カタルーニャ大きな海事力を持つようになり、バレンシアバレアレス諸島サルデーニャ島シチリア島までの貿易征服拡大進んだ1265年バルセロナにおける市議会として百人議会en、クンセイ・ダ・サン)が誕生した議員定数100人と決められていたことからこの名がついた議会は、カタルーニャにおける地方自治象徴であった

※この「カタルーニャの成立」の解説は、「カタルーニャ君主国」の解説の一部です。
「カタルーニャの成立」を含む「カタルーニャ君主国」の記事については、「カタルーニャ君主国」の概要を参照ください。

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