オルクロス王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 01:10 UTC 版)
1巻~3巻における敵陣営。 リフバー4世 1巻から登場。オルクロスの国王。不老不死になるのを目的としており、その一環として錬金術師アモンを雇っている。性格はかなり傲慢で謙虚さとは無縁の男。ならず者はもちろん兵士たちまで見下している。アモンの助言によりエルフの血を求め、レニフィルとシルカの身柄を確保するよう兵士たちに命令した。それが失敗すると今度は城下町の賞金稼ぎ(ならず者)たちを刺客として差し向ける。アモンによってレニフィルの血液から不老不死の秘薬が作られたが、それはまだ未完成の代物だった。そうとは知らず騙されて薬を飲まされ、ていよく実験台にされてしまった。 その結果、巨大で醜悪な化け物へと変貌。理性を失い、本能のままに人間を喰らう怪物と化した。そのままカイルとファーブニルの両名と対決する。首を斬り落とそうとするカイルに向けて猛毒の体液を放つが、それが仇となって首の傷口に猛毒が入り込んでしまう。結果、延髄部分が溶解し、死亡した。「かつて仕えようとしていた人」の末路を見たカイルには憐れまれた。 レクター オルクロスの王子。冷酷残忍な性格であり、父リフバー4世の死を知った後も自分が王位につけるということで喜んでいた。「いずれ俺の手で殺してやるつもりだった」と語っている。 アモンから情報を得たことでダークエルフの血を利用した人造魔獣を多数生み出し、他国へ攻め入るための戦力にしようと画策。ドワーフたちと手を組むと、重罪人たちを怪物へと変異させ、戦力を増強した末に黒の森へと攻め込む。しかしカイルたちの奮闘もあり魔獣はすべて死亡し、自身も撤退を余儀なくされた。 4巻のエピソードには登場しなかったが、巻末のオマケ漫画によると「充電中」とのことで王座で大人しくしている。 アモン 1巻から登場。リフバー4世に仕える錬金術師の小男。「不老不死」の薬を作るため研究をしているが、酒代を国王から「研究費」としてたかっている小悪党(国王にはバレている)。本性は品性下劣な悪党で、不老不死の秘薬の実現のためにレニフィルとシルカの血を狙っただけではなく、リフバー4世を騙して秘薬の実験台にした。怪物と化した国王を見て腰を抜かしていたところ、シルカに捕まるが隙を見て逃げ出した。 その後、リフバー4世の息子であるレクターに捕まり、命令に従わなければ殺すと脅され無理やり協力させられる。リフバー4世の時と同様にダークエルフたちの血を用いて数匹の化け物を生み出すが、まともに戦力になったのはわずか3匹だけだった。再び王城に乗り込んできたカイルたちに捕まり、そのままダークエルフたちの捕虜となり放置された。
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