オブジェクト指向プログラミングの発案とは? わかりやすく解説

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オブジェクト指向プログラミングの発案

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 07:39 UTC 版)

オブジェクト指向」の記事における「オブジェクト指向プログラミングの発案」の解説

オブジェクト指向object-oriented)という言葉自体は、1972年から80年にかけてプログラミング言語Smalltalk」を開発したゼロックスパロアルト研究所計算機科学者アラン・ケイが、その言語設計説明する過程誕生している。本人述懐によると、大学院時代ケイプログラミング言語Simula」に感化され日夜プログラミング・アーキテクチャの思索耽っていた1967年頃、今何をしているのかと尋ねてきた知人に対してobject-oriented programmingだよ」とその時造語答えたのが原点であるという。このオブジェクト指向知名度を得るようになったのは1981年頃からであり、当時著名なマイコン専門誌BYTEによるSmalltalk誌上紹介契機になっているオブジェクト指向の中でケイメッセージングという考え方重視していたが、世間技術的関心クラスインスタンス仕組み方に集まりオブジェクト指向解釈ケイ考えとは異な方向性推移していった。クラス初め導入した言語Simula1967年版だったので、こちらも後付けオブジェクト指向源流位置付けられることになったSimula結び付けられオブジェクト指向と、Smalltalk提唱されオブジェクト指向性格は全く異なるものだったので、後のオブジェクト指向解釈数々齟齬生じさせている。1983年計算機科学者ビャーネ・ストロヴストルップSimulaモデルにした言語C++」を公開し、このC++人気博した事でオブジェクト指向プログラミングは本来のSmalltalkではなく後付けSimulaスタイルの方で認識されるようになった

※この「オブジェクト指向プログラミングの発案」の解説は、「オブジェクト指向」の解説の一部です。
「オブジェクト指向プログラミングの発案」を含む「オブジェクト指向」の記事については、「オブジェクト指向」の概要を参照ください。

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