オブジェクト指向概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 20:47 UTC 版)
「共通中間言語」の記事における「オブジェクト指向概念」の解説
CILは同様にオブジェクト指向概念に拡張される。オブジェクトを作成したり、メソッドを呼び出したり、そしてフィールドのような他の型のメンバーを使用したりできる。 CILはオブジェクト指向に設計され、各メソッドは(いくつかの例外を除き)クラスに属する必要がある。これは静的メソッドにもあてはまる。 .class public Foo{ .method public static int32 Add(int32, int32) cil managed { .maxstack 2 ldarg.0 // 1つ目の引数をロード; ldarg.1 // 2つ目の引数をロード; add // それらを加算; ret // 結果を戻す; }} このメソッドは、Fooのインスタンスを宣言することを要求しない。なぜならそれは静的だからである。このことは、メソッドがクラスに属し、C#では以下のように利用されることを意味する。 int r = Foo.Add(2, 3); // 5 CILにおいては、以下のようになる。 ldc.i4.2ldc.i4.3call int32 Foo::Add(int32, int32)stloc.0
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