オタワル人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:48 UTC 版)
ホッサル=ユグラウル 声 - 鈴村健一 / 竹内涼真 本作のもう一人の主人公。高名な医術師である祖父リムエッルの薫陶を受け、東乎瑠帝国の支配階層に名を轟かせる医術師。 〈キンマの犬〉の襲撃による謎の病の原因究明のため岩塩鉱へ向かう。岩塩鉱を訪れた際に最初に黒狼熱の可能性と逃亡奴隷のヴァンが噛まれて尚生きていることを指摘する。そこで跡追いのサエにヴァンの追跡を頼む。 御前鷹ノ儀に参加した時、〈キンマの犬〉の襲撃に遭遇しその後の治療に奔走。またアカファ王にジカルの狩猟用の館を施療院にすることを進言する。発生原因を探る為東乎瑠の移民が住む街へ向かう途中またも〈キンマの犬〉に襲われた末、捕らえられる。そこで〈キンマの犬〉を使ったトゥーリムらに病を収めて欲しいと頼まれる。そこでユナと出会う。しばらく黒狼熱を調査している内に従者のミラルが発病し治療に当たる中で偶然遭遇したナッカに薬を持ってくるよう指示すると薬とともに連れてきたヴァンとの対面を果たす。ヴァンが黒狼熱に罹らない理由の説明をするとヴァンの血液サンプルを手に入れる。カザンの医院でヴァンと再会を果たすと今度は祖父であるリムエッルの元を訪れ祖父の口からシカンに手を貸したと証言を聞く。そこでリムエッルから重ねてオタワル医術の危機を聞かされる。その後二度目のシカンの襲撃の後に噛まれた者たちの治療に当たる。 マコウカン 声 - 西村健志 / 櫻井トオル 〈奥仕え〉の家系にありながら闘技場の賭け闘士として戦う日々を送っていく中で重傷を負ったところをホッサルに助けられ以後従者となる。岩塩鉱に向かうホッサルに同行しその後ホッサルが頼んだサエの跡追いにも同行するがサエを見失い死んだと思いこむ。それからは絶えずホッサルに同行するが発生原因を探るため東乎瑠の移民が住む街へ向かう最中山犬に襲われ、立ち向かうも吹き矢を受け、ホッサル共々攫われる。そこでマコウカンの姉と再会を果たす。その後調査する中でユナと遭遇し気に入られる。そしてヴァンがホッサルと合う時にはサエにタッツリ(睡眠薬)を盛られ眠らされる。事あるごとに災難な目に合いながらもホッサルの従者として尽力する。 ミラル=オイ 声 - 青野早恵 / ― ホッサルの助手。オタワル人。ホッサルと共に施療院で治療に励む。ホッサルと偽ったトゥーリムに呼ばれて〈火馬の民〉の元に訪れる。身分の違うホッサルのことを慕っている。その後調査を続ける中でユナと遭遇し気に入られる。黒狼熱を持ったダニに噛まれ黒狼熱にかかるがホッサルの治療の末回復する。 イリア マコウカンの姉でオタワルの(奥)に仕えてきたシノック家の家業を継いだチイハナに火馬の民を探ることを命じられている。山犬の襲撃を企てた側の人間で、オタワル聖域の(奥)を裏切っていた。 リムエッル=ユグラウル ホッサルの祖父。高名な医術師で皇帝の愛妃を救ったことがある。施療院に赴きホッサルと共にスルミナと緒利武の治療に当たる。しかしシカンとキンマの犬を裏で操っていた張本人である。 トマソル ホッサルの兄、オタワル深学院院長。オタワル聖領付近で黒狼の調査をシカンと共にした。 ホッサルとヴァンがシカンを疑ったおりにはシカンの事情を知っていたため庇ったがヴァンとホッサルの説得の末にシカンのことを話す。
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