オスカル・モンテリウス
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グスタフ・オスカル・アウグスティン・モンテリウス(英語: Oscar Montelius, スウェーデン語: Gustaf Oscar Augustin Montelius、1843年9月9日-1921年11月4日)は、スウェーデンの考古学者。考古資料の編年と相対年代の決定に大きな足跡をのこし、特に、その方法論としての型式学的研究法の提唱は世界的に大きな影響をあたえた。
注釈
- ^ ウプサラ大学は、スウェーデンのウプサラにある北欧最古の大学。分類学の父カール・フォン・リンネや結晶学の父といわれるエマヌエル・スヴェーデンボリの母校である。
- ^ 人工物進化の現象を先に見つけたのはハンス・ヒルデブラントの方だったといわれる。Eggers(1959)
- ^ ハンス・ヒルデブラントとモンテリウスの師であり、ハンスの父でもあったB.E.ヒルデブラントが、すでに型式学的検討を踏まえた出土品の展示を実践していたともいわれる。田中「型式学の問題」(1988)p.15
- ^ 「一括遺物」は、モンテリウス自身の言葉では「発見物(フント)」または「確実な発見物」と表記され、「まったく同時に埋められたとみなすべき状況で発見されたひとまとまりの遺物」と定義される。遺構を含めたものとしては、ヴィア・ゴードン・チャイルド(en)の掲げた「共存関係(アソシエション)」の概念に近い。田中「型式学の問題」(1988)p.18
参照
- ^ a b c d e f g h i 黒沢(1999)pp.26-27
- ^ a b c d e f 南(2004)
- ^ a b c d 田中「モンテリウス」(1988)p.337
- ^ a b c 大塚・戸沢(1996)p.96
- ^ Eggers(1959)による引用
- ^ a b c d e f g h 田中「型式学の問題」(1988)pp.14-26
- ^ a b 勅使河原(1997)p.5
- ^ 安斎(1996)pp.33-37
- ^ 田中「型式学の問題」(1988)p.14。原出典はN.Åberg(1929)Bd.13
- ^ 藤本(1994)p.48
- 1 オスカル・モンテリウスとは
- 2 オスカル・モンテリウスの概要
- 3 脚注
- 4 外部リンク
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