オウム入信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 17:20 UTC 版)
教団内では麻原などの運転手を務めたほか、説法を録音して編集する仕事をしていた。主に科学部門に属して「科学技術省次官」に就任し、電気工事や高電圧端末処理などの資格を生かして、教団施設内の電気工事や創価学会の信者・ロシア政府関係者の盗聴などを行った 。逃走した信徒の連れ戻しも担当した。麻原の四女の著書によれば[要ページ番号]、「真面目な性格で、教団内の子供の世話を進んで行っていた」という。一時期、麻原に外部のスパイだと疑われ、落ち込んでいた時期があった。 やがて、科学技術省の近くの警備小屋に配属された女性信徒と恋仲になった。 1989年の坂本堤弁護士一家殺害事件では、犯行現場には赴かなかったが、犯行に使用された2台の車の双方に交信用の無線機を取り付ける役割を担った。 麻原から度々盗聴を指示された際は「最終解脱者なのになぜ盗聴をするのだろう」と疑問に感じた。教団の「狂った部分」を認識し中枢とは少し距離をとっていたので、1994年7月に、科学技術省次官に任命され、村井秀夫の部下となった時は、身動きが取れない状況に追い込まれたと感じたという。科学技術省といえば「信徒の布施を無駄遣いする愚かしい部署」であり、村井秀夫といえば「出家信徒を逆さ吊りにする冷たい人」なので、苦痛以外のなにものでもなく、周りからも、ご愁傷様と言われた。
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