エゾセラス
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エゾセラス(学名:Yezoceras)は、日本の北海道で産出しているノストセラス科のアンモナイトの属。一般に異常巻きと呼ばれるアンモナイトのグループである。エゾセラス・ノドサム、エゾエラス・ミオチュバキュラータム、エゾセラス・エレガンスの3種が発見されており、いずれも後期白亜紀コニアシアン期の種である。
注釈
出典
- ^ a b MATSUMOTO, T. 1977"Some heteromorph ammonites from the Cretaceous of Hokkaido. Studies of the Cretaceous ammonites from Hokkaido and Saghalien 31." Memoirs of the Faculty of Science, Kyushu University, Series D, Geology, vol.23, no.3, pp.303-366, pls.43-61.
- ^ a b c 森伸一『北海道羽幌地域のアンモナイト』羽幌古生物研究会(編)、北海道新聞社事業局出版センター、2012年、2、80-81頁。ISBN 978-4-86368-029-6。
- ^ a b c d e f g h “北海道羽幌町から白亜紀の新種アンモナイトを発見 Yezoceras elegans (エゾセラス・エレガンス) と命名” (プレスリリース), 三笠市立博物館, (2021年1月13日), pp. 1-6 2021年1月18日閲覧。
- ^ Daisuke Aiba; Tomoki Karasawa; Tetsuro Iwasaki (2020-12-30). “A New Species of Yezoceras (Ammonoidea, Nostoceratidae) from the Coniacian in the Northwestern Pacific Realm”. Paleontological Research 25 (1): 1-10. doi:10.2517/2020PR008 .
- ^ a b “Yezoceras miotuberculatum 三笠市立博物館 MCM-A1395”. 日本古生物学会. 2021年1月18日閲覧。
- ^ “Yezoceras nodosum 三笠市立博物館 MCM-A1135”. 日本古生物学会. 2021年1月18日閲覧。
- ^ “収蔵品一覧 古生物”. 栃木県立博物館. 2021年1月19日閲覧。
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- ^ “エゾセラス・マイオテュバーキュラータム”. Chiba Prefectural Museum. 2021年1月19日閲覧。
- ^ “詳細(無脊椎動物化石)”. 国立科学博物館. 2021年1月18日閲覧。
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- ^ “詳細(無脊椎動物化石)”. 国立科学博物館. 2021年1月18日閲覧。
- 1 エゾセラスとは
- 2 エゾセラスの概要
- 3 展示や利用
エゾセラス・ノドサム
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模式種。奔別川支流の五の沢で発掘された。1977年記載。斜めに走る細肋と、周期的な4列の突起が特徴的である。螺環の断面は楕円形をなし、また螺旋はそれぞれ互いに接している。前期 - 中期コニアシアンから産出しており、後期コニアシアンからも産出している可能性がある。従って3種の中では最も古い時代の地層から産出しており、ミオチュバキュラータム種とエレガンス種の祖先である可能性が高い。
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