ウェルシュ菌
酸素のないところで増殖し、ヒトや動物の腸管に生息する常在菌で、食物とともに腸管に達すると増殖して毒素を作り、食中毒を引き起こします。ウェルシュはこの菌を最初に分離した人の名前に由来しています。
<特徴>人や動物の腸管や土壌、下水に広く生息する。酸素のないところで増殖する菌で芽胞を作る。芽胞は、100 ℃、1~3 時間の加熱に耐える。食品を加熱調理し、他の細菌が死滅してもウェルシュ菌の耐熱性芽胞は生き残り、食品の温度が発育に適した温度まで下がると発芽して急速に増殖する。このため、大量の食品を加工する施設での発生が多く、発生数の割に患者数が多く、しばしば大規模発生がみられる。
<食中毒症状>潜伏期は 8~12 時間。主症状は下痢と腹痛で、嘔吐や発熱はまれである。 <過去の食中毒原因食品>多種多様の煮込み料理(カレー、煮魚、麺のつけ汁、いなりず
し、野菜煮付け)など。 <対策>清潔な調理を心がけ、調理後速やかに食べる。食品中での菌の増殖を阻止するた
め、加熱調理食品の冷却は速やかに行う。食品を保存する場合は 10 ℃以下か 55 ℃ 以上を保つ。また、食品を再加熱する場合は、十分に加熱して栄養細胞を殺菌し早めに摂食する。ただし、加熱しても芽胞は死滅しないこともある。
<特徴>人や動物の腸管や土壌、下水に広く生息する。酸素のないところで増殖する菌で芽胞を作る。芽胞は、100 ℃、1~3 時間の加熱に耐える。食品を加熱調理し、他の細菌が死滅してもウェルシュ菌の耐熱性芽胞は生き残り、食品の温度が発育に適した温度まで下がると発芽して急速に増殖する。このため、大量の食品を加工する施設での発生が多く、発生数の割に患者数が多く、しばしば大規模発生がみられる。
<食中毒症状>潜伏期は 8~12 時間。主症状は下痢と腹痛で、嘔吐や発熱はまれである。 <過去の食中毒原因食品>多種多様の煮込み料理(カレー、煮魚、麺のつけ汁、いなりず
し、野菜煮付け)など。 <対策>清潔な調理を心がけ、調理後速やかに食べる。食品中での菌の増殖を阻止するた
め、加熱調理食品の冷却は速やかに行う。食品を保存する場合は 10 ℃以下か 55 ℃ 以上を保つ。また、食品を再加熱する場合は、十分に加熱して栄養細胞を殺菌し早めに摂食する。ただし、加熱しても芽胞は死滅しないこともある。
固有名詞の分類
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