ウェルシュ菌毒素 [Clostridium perfringens toxins]
ガス壊疽症を示す最も重要な毒素であるα毒素はウェルシュ菌のすべての型が産生するが、A型菌が最も多く産生する。α毒素は酵素作用をもつタンパク質毒素として最初に認められた毒素で、リン脂質を分解する亜鉛を含むホスホリパーゼ Cである。この毒素は細胞膜のリン脂質-タンパク質複合体(リポタンパク質)へ作用して細胞膜を破壊するので、組織の壊死(えし)作用や溶血作用がきわめて強い
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