ヒトや動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 21:27 UTC 版)
ヒトや哺乳類では、卵管内で受精し、受精卵が形成される。受精卵では、卵子と精子の細胞核が一体となって、両親の核DNA(核内DNA)が引き継がれる。通常、精子の中央部分は卵子を通過しないので、その中の父親のミトコンドリアDNA(mtDNA)は子孫に引き継がれないが、卵子中の母親のmtDNAは引き継がれる。最初の胚期は受精卵から始まり(すなわち2細胞期と4細胞期)、その後、桑実胚と胞胚の順に発生が進み(胞胚形成)、この発生過程で卵管を通って子宮に向かって移動する。その後、胚盤胞は子宮の中に着床する。鳥類、爬虫類、ほとんどの有尾類の場合も、交配後に子宮内で受精するが、受精卵は卵として放出される。一方、カエルやほとんどの魚類は、未受精卵を産卵(英語版)として水中に放出し、その後、体外受精によって受精卵が発生する。同様に、無脊椎動物にも内部受精をするもの(昆虫や甲殻類)と、外部受精をするもの(腔腸動物など)がある。
※この「ヒトや動物」の解説は、「受精卵」の解説の一部です。
「ヒトや動物」を含む「受精卵」の記事については、「受精卵」の概要を参照ください。
- ヒトや動物のページへのリンク