胚期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 08:12 UTC 版)
胚期は生物種によって異なる。ヒトの発生では、受胎後9週目以降、胚の代わりに胎児という用語が使われるのに対して、ゼブラフィッシュでは、擬鎖骨(英語版)と呼ばれる骨が見えるようになると胚発生が終了したと見なされる。鳥類など卵から孵化する動物では、孵化した幼若動物は通常、胚とは呼ばれなくなる。胎生動物(親の体内で子供が少なくとも一定期間成長する動物)では、子供は通常、親の体内にいる間は胚と呼ばれ、誕生または親から出ると胚とは見なされない。ただし、卵または親の体内にいる間にどの程度の発達や成長を遂げるかは種によって大きく異なり、ある種では孵化または出産後に起こる過程が、別の種ではその出来事よりずっと前に起こることもある。したがって、ある教科書によると、科学者は発生学の範囲を動物の発生を研究する学問として広く解釈するのが一般的である。
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