インターネットにみられる合成画像について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 10:19 UTC 版)
「フォトモンタージュ」の記事における「インターネットにみられる合成画像について」の解説
インターネットでは様々な、大衆的フォトモンタージュが多く流布されている。その代表的な物にアイドルコラージュ(アイコラ)がある。他に、笑いを取るため(たとえば面白画像・バカ画像として)や(送られた相手の気分を害する、敵性勢力を侮蔑する意味などでの)嫌がらせをするためなど低俗な目的で作成された物もある。不特定多数の参加者が画像を投稿できる掲示板においても、フォトモンタージュが散見されることがある。 嫌がらせの例としては、2003年に日本で作成されて流行した、俗に「蓮コラ(はすコラ)」と称されるものがある。これは、蓮の実(花托といわれる部分)の凹凸を人体にコラージュして斑状表現にした画像で、自らの身体に穴が開いているかのような嫌悪感や、皮膚表面の生理的不快感(悪寒や鳥肌)を催す、いわゆる「精神的ブラクラ」である。最初に投稿された女性の姿に蓮の実を合成した画像がリンクを通して電子掲示板に広まり、さらに数多くの亜種や、これに準ずるアスキーアートも作成された。この画像が伝播した韓国では、友人に悪戯半分でメールに添付して送りつけた者が逮捕される騒ぎになった(スポーツソウル2003年6月5日付け)。また、人によってはハニカムや不定形の網目模様を顔部分に貼り付けたものでも同様の生理的拒否反応を起こすことがある。 上記のような嫌悪を感ずる生理反応は、病から身を守るための本能という説もある。 「トライポフォビア」も参照 鉄道趣味の世界では、画像を加工して実在しない(もしくは計画があったが実現しなかった)鉄道車両の画像を作成することがあり(塗装などは別の車両で実在したものを組み合わせることも多い)、これは俗に「ウソ電」とよばれている。この名称は元々個人向けHPのタイトルであったが、HPの運営者が鉄道模型雑誌『RM MODELS』で同名の連載を持つようになって以降、この名前が一挙に広まった。
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