インシデントの詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 15:57 UTC 版)
「ユナイテッド航空328便エンジン事故」の記事における「インシデントの詳細」の解説
ユナイテッド航空328便(UA328)は現地時間13:04、デンバー国際空港の滑走路25から離陸した。離陸から4分後、13,000フィート(約4,000m)を上昇中に右側の2番エンジンが故障し、コロラド州ブルームフィールドの近所でエンジンカウルの取り付け部など一部が崩壊して脱落し、地面に落下した。機内や地上にいた誰にも怪我はなかったが、故障に伴い脱落した破片は、ボディ・フェアリング(機体の表面上を覆う複合素材の軽量部品)に穴を開けた。 飛行経路であったコロラド州ブルームフィールドのコモンズパーク郊外とその周辺地域、少なくとも1マイル(1.6 km)の幅に部品や破片が落下した。エンジンカウリングなど部品や破片が落下するようすは、スマートフォンのカメラや車載カメラを使用した目撃者によって記録された。落下したがれきも個人の家の屋根に落下したり、地面に駐車していた車両に重大な損傷を与えたりした。 事故発生後、パイロットはメーデー(緊急事態)を宣言し、空港に引き返すために航空交通管制に左旋回を要求した。その後、同機は現地時間13時28分、滑走路26に無事着陸した。総飛行時間は24分であった。 引き返したUA328便の乗客には、補償としてUA3025便に振り替えが行われ、事故から数時間後にデンバーからホノルルに向け出発した。 なお、UA3025便はボーイングの生産ラインで事故機N772UAの直後に生産された別のボーイング777、N773UAによって運航された。
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