イベント集客力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 14:43 UTC 版)
東北地方は、全ての県に新幹線(東北・秋田・山形)が通っている唯一の地方となっており、結果、交通の利便性が高い盛岡・仙台・郡山の3都市が拠点化してきた(※仙台は、東京と青森市のちょうど中間に位置している)。そのため、コンサートツアーにおいて「盛岡1day・仙台2days・郡山1day」型の開催が頻繁にされるようになった。この型のツアー開催をする歌手は、中国地方においては 「岡山1day・広島1day・米子1day(+山口県内1day)」 型のツアーを開いており、2daysを開催できる仙台の拠点性の高さと仙台経済圏の人口の多さを示している。 ただし、仙台経済圏は「動線が長く」「人口密度が低い」ため、この型の開催方法では、イベント自体の集客能力の有無で、実際の集客数にかなりの差を招く。他方、札幌経済圏は、仙台経済圏と比べて動線が短く、DIDが広いため、安定的に集客力がある。つまり、アーティストやイベントの認知度・人気に従って、無名(札幌○、仙台×、広島△)、中程度有名(札幌◎、仙台○、広島○)、有名(札幌◎、仙台◎、広島○)という集客力になり、仙台は、ガラ空きか超満員かという両極端な現象を生む。 近年、ライブハウスツアーをするアーティストが増加しているが、その場合は、仙台・郡山の2都市、もしくは仙台のみとなることが多い。また、大規模舞台セットを組むアーティストの場合は、仙台のみとなることが多い。これらの場合、仙台に東北地方全域からファンが集まるので、札幌(北海道560万人)・仙台(東北地方970万人)・広島(中国地方770万人)の中で地方全体の人口が最も多い仙台が、最も集客力があり、最も盛り上がると言われる。 盛岡<90km>一関<90km>仙台<80km>福島<50km>郡山<230km>東京北九州<120km>周南<85km>広島<100km>福山<60km>岡山<180km>大阪 仙台 - 宇都宮:250km (広島 - 福岡:260km) 仙台 - 東京:360km (広島 - 大阪:330km) 仙台 - 新潟:最短220km、高速265km (広島 - 米子:最短180km、高速270km) ※距離数は、市庁舎同士の最短距離の概数(MapFan Webで計算)
※この「イベント集客力」の解説は、「仙台経済圏」の解説の一部です。
「イベント集客力」を含む「仙台経済圏」の記事については、「仙台経済圏」の概要を参照ください。
- イベント集客力のページへのリンク