Sclerophthora macrospora(イネ科黄化萎縮病菌)
Sclerophthora
macrospora (Sacc.) Thirum., Shaw & Naras. [Sclerospora oryzae
Brizi]
分類:卵菌門,卵菌綱,ツユカビ目,ツユカビ科
日本全国に分布。イネ科作物の他,カモジグサ,ヌカボ,スズメノヒエ,イヌムギ,エノコログサなど多数のイネ科野草に寄生し,黄化萎縮症状,べと症状を引き起こす。卵胞子は葉組織内に,遊走子のうは葉表面に形成され,土水中の遊走子で蔓延する。人工培養できない。
性状(機能):植物病原菌 病徴→JPEG(34kb)
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卵胞子 | 遊走子のう(染色後) |
有性世代:蔵卵器は円形~扁円形,厚膜,無色,大きさ20-48×10-29μで,内部に卵胞子を充満して形成する。蔵精器は無色,腎臓形で,蔵卵器の側面に1個着生する。卵胞子は間接発芽して遊走子のうを形成する。
無性世代:遊走子のうは楕円形~倒卵形,無色,頂端に乳頭突起をもち,大きさ60-114×28-50μで,湛水下で発芽して腎臓形で2本の鞭毛をもつ遊走子を形成する。
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
112-1-121 | Sclerophthora macrospora | イヌビエ | Echinochloa crus-galli | べと症状 | 東京府杉並町高円寺 | 1928.10.14 | 田杉 |
有性世代:蔵卵器は円形~扁円形,厚膜,無色,大きさ20-48×10-29μで,内部に卵胞子を充満して形成する。蔵精器は無色,腎臓形で,蔵卵器の側面に1個着生する。卵胞子は間接発芽して遊走子のうを形成する。
無性世代:遊走子のうは楕円形~倒卵形,無色,頂端に乳頭突起をもち,大きさ60-114×28-50μで,湛水下で発芽して腎臓形で2本の鞭毛をもつ遊走子を形成する。
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