Glomerella graminicola(イネ科炭疽病菌)
Glomerella
graminicola Politis [=Colletotrichum graminicola (Ces.) Wilson]
分類:子のう菌門,核菌綱,クロカワキン目,クロカワキン科
日本全国に分布。広くイネ科植物に炭疽(たんそ)病を引き起こすが,最近の知見ではC3植物とC4植物とでは寄生する炭疽病菌の種・系統が異なるとされる。葉表面に分生子層を作り,内部の分生子を飛散して蔓延する。有性世代は自然条件下ではほとんど観察されない。
性状(機能):植物病原菌 病徴→JPEG(49kb)
形態: 有性世代: 無性世代:分生子層は剛毛を多数伴い,内部に無色~淡黄色,鎌形~紡錘形,両端に向かって漸尖し,大きさ23.5-29×3.5-5μ,単胞の分生子を形成する。付着器は褐色,周縁部は不整形,大きさ17.5-30×12.5-14μ。 |
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剛毛を伴った 分生子層 |
分生子 |
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
108-1-91 | Colletotrichum graminicola | ラフストークメド-グラス | Poa? | 炭疽病 | 栃木県西那須野町関東東山農試 | 1961.11.23 | 富永時任 |
261-2-1 | 〃 | オーチャードグラス | Dactylis glomerata | 〃 | 塩尻市 | 1962.8.10 | 〃 |
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